"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Diary; Tagebuch; Diario; Journal; 日記]


「そして、明日も又太陽は昇るでしょう・・・」という歌曲の一節から とった
この項は小生が日頃何を聴き、何を考え ているかを記す場所です。

 
[Ludwig van B.]
[A.D. 2006 / Heisei 18 / Kôki 2666]

December; Dezember; Dicembre; Decembre

[Last modification: 31.Dec.2006]


fre.01.dez.  師走。未だに、気管支炎は治らず、一週間を越える。完治までに普通2-3週間かか るというから、いやいや頭の痛いことである。長年生きてきて、風邪でこんなに苦しむのはこれが初めてかもしれない。熱もないし、悪寒もそれほどないし、気 分はハイテンションなのだが、どうにも体がついてこないし、咳とたんが苦しく、夜ねつけられない、夜寝られない状況である。
 咳の風邪はこれが普通だそうで、結構だれしもが経験 しているので、こんなもんとは思いたいのだが、やはり本人にとって、いや本人だけが苦しく辛いのは、他のどの症状、病気でもいっしょか。

 本日、新語・流行語大賞が決まったそうな。
 asahi.comよりコピペ。

新語・流行語大賞に「イナバウアー」と「品格」
2006年12月01日21時17分
 この1年の世相を反映し、話題になった言葉を選ぶ 「ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、発表された。年間大賞には、トリノ五輪金メダリスト荒川静香選手の「イナバウアー」 と、ベストセラーになった数学者藤原正彦さんの著書「国家の品格」から「品格」が選ばれた。

 東京都内で開かれた表彰式に、荒川選手はビデオで 「年配の人から子どもたちまで覚えていただいてうれしい。これからもどんどんやっていきたい」とメッセージを寄せた。藤原さんは「なんで受賞したのかわか らない。流行より伝統が大事と書いたのに」と会場の笑いを誘っていた。

 大賞以外のトップテンには、「格差社会」「エロカッ コイイ」「シンジラレナ〜イ」「たらこ・たらこ・たらこ」「脳トレ」「メタボリックシンドローム」「ハンカチ王子」「mixi(ミクシィ)」が選ばれた。


 イナバウアーはどうでもよいとして、「国家の品格」 というのは非常に興味があり、気になる。これも、当世の事情を反映しているのであろうか?
 大賞以外の「格差社会」及び、「Mixi」、「ハン カチ王子」意外は知らない。なんなんだろう?



<本日聞 いた音楽>
 Tafelmusik  バッハ:ブランデンブルク協奏曲 Sony

(傑作中の傑作を、古楽器のエクスパートの演奏で。ヴァイル『の』オーケストラ で有名なものだが、今回は指揮者無しで、リーダーだけがクレジット。これほどまでに、完成され、嫌味のなく、それでいながら、古楽器による演奏のよさを最 大に出しているのは、なかなかない。録音の良さも極めつけである。個人的には、第三番の「表面的ではない」深さーロマン性を感じる解釈に感銘!)

mon.04.dez.  どうにもこうにも変な気分。完全に回復したわけではないのだが、「ヤク」のお陰 で、浮遊感、というか現実離れしたようなふわふわ感が気持ち悪い。医者曰く、「気管支炎」なのだが、結核とか、もっと酷いものではなくて、良かった。健康 第一にしたいのだが、どうにもこうにもこの季節になると大きい風邪をひいてしまうのがくせになってしまって・・・。

<今月購入したCD>

@アーノンクール指揮ECO ベー トーヴェン:『トリプル協奏曲』、ロンド、『合唱幻想曲』 Warner 4.99E


@アーノンクール指揮ACO ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ダブル協奏曲 Warner 4.99E


@クレンペラー指揮NPO バレンボイム ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集他 EMI 14.99E


@コープマン指揮アムステルダム・バロック管 バッハ:『クリスマス・オラトリオ』 Etato 9.99E


@コープマン指揮アムステルダム・バロック管 モーツァルト:『戴冠ミサ曲』他 Erato 4.99E



<本日聞 いた音楽>
 アー ノンクール指揮ECO ベートーヴェン:トリプル協奏曲他

die.05.dez.  咽喉の関係で暫く禁煙生活を始めているのだが・・・。本日三日目です。体調もい まいちかな。完全ではないのは確実。「ヤク」の効き目が出すぎている。ドイツの薬は日本人には強すぎるですよ。
 早いところ、完全に健康を回復したいものだ。健康第一。当たり前のことなのだが、それが少しでも失われないと、その貴重さが分からない、実感できないも のである。



<本日聞 いた音楽>
 ク レンペラー指揮NPO バレンボイム ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第五番、『合唱幻想曲』

(あくまでも日本での評価はこちら。所詮HMVの評価だが。尚、 クレンペラーで検索していたら、作曲家としての彼の録音が最近あるようだ。こちら
 さて、年齢も、解釈も、思考も、嗜好も、芸術性も殆ど異にする二人だが、ここでは、ーあくまでも御大クレンペラーを聞くべきなのだがーバレンボイムもな かなかに活躍、格闘している。この人はずっとあのままピアニストでいればよかったのに。クレンペラーの指揮は、例によって、とてつもない巨大な岩石をじっ くりと俯瞰しているようなもので、そのスケールの大きさは、他の指揮者ではまねの出来ないものだ。こんなに、「大人の」「皇帝」はざらにないし、これ以外 にはないのでは?
 録音も、リマスターもすこぶる良い。高音と抜けの良さが以前より格段に上出来になった。かくあるべし。)

fre.08.dez.  一応、気管支炎は随分とよくなった、ということにしておく。「ヤク」なるべくの まないようにしているし、なにせ、副作用が?気持ち悪すぎるので。


<今月購入したCD>

@アーノンクール指揮ECO ベー トーヴェン:ピアノ協奏曲全集 Aimardピアノ 独Warner 9.99E

 クレンペラーのものと比較が面白い。
son.17.dez.  久しぶりの更新。
 気管支炎はようやく治ってきたが、まだまだ油断ならない。なにせ、これは悪化させるとえらいことになるようだし、病気はもうこりごりだ。
 そういえば、そろそろ2006のCDを書く季節になったし(あと二週間ですよ!)、クリスマスカードも買わなければならないし・・・。師走とはよくいっ たものだ。
 本日は日曜日なのに、8時頃に目が覚めてしまったので、そのまま起きて、シャワーを浴びて「旧い音楽」でも聴いている。なんとなく、優雅な日曜日になり そうな感じ。

 モーツァルト・イヤー、命日もあった関係で、12月は個人的モーツァルト月間。特に、宗教曲をメインに聴いている。久しぶりに聞いている、ブリリアント の宗教曲・ミサ曲全集はマット指揮のもので南ドイツの室内楽オケを用いているのだが、どうにもこうにも貧相な演奏で、録音もきんきんいって、無名曲の「再 発見」、「再評価」には繋がらないであろう。

 今まで聞いた中では、『孤児院ミサ』、『戴冠式ミサ』がそれなりに聞けたが。
 他の演奏家で意外とはまってしまったのが、『大ミサ曲』。この曲は、他の曲や『レクイエム』とも違って、モーツァルトにしては随分と「真面目な」響き で、荘厳というか、厳格、という感じがして、それが面白いと思う。最近聞いて吃驚したのは、フリッチャイのものと、コッホのものである。他に好きな演奏は クリスティーのもの。日本にはカラヤンのBPOのと、ゲンネンヴァインのがあったか。(チェリビダッケ、コルボのもあった。すっかり忘れていた。)


<本日聞 いた音楽>
 ロッ シ指揮ヴィーン国立歌劇場室内楽団 ボスコフスキー他 ヴィヴァルディ:『調和の霊感』 米Vanguard

(五年ぶりの再聴!日曜日の午前にもってこいの音楽。小生の持っている唯一の 『・・・霊感』だし、他のとも比較にならない音盤なのだが、これはなかなかではないか?友人曰く、カラヤンのバッハやヴィヴァルディみたいといっていたこ とがあったが、かなり重厚というか、ロマンティックな解釈で、現在の音楽史的解釈からは相手にされないかもしれないのだが、音楽のもつ愉悦さは失われてい ない。この曲は、個人的には、(偉そうなことをいうようだが)、作曲当時のヴァイオリンの魅力を十二分に出した傑作だと思う。
 正直言って、ヴィーンのオケがなんで?とも思うが、ヴィヴァルディの墓はヴィーンにある。また名匠ロッシもしばしばヴィーンのオペラに出ていたというか ら、これはこれで都合がいいのかもしれない。
 いずれにせよ、聞いていてヴァイオリンの温かみというか、温もりの良さを感じる曲であり、演奏である。)


 イッ セルシュタット他指揮ベルリン・ドイツオペラハウス管 ペーター・アンダース・オペラ・ポートレイト 独Teldec

(所謂、TelefunkenLegacyシリーズの一つで、偉大なるドイツの テノールのSP時代のオペラアリア集の集大成。ライナーにはクナッパーツブッシュの追悼のコメント、クラウスとの関係など面白い。
 彼こそが、クナッパーツブッシュに言わせると、ヘルデン・テナーそのもので、彼の死がすなわち、一時代の終焉だ、と。
 確かに、50代での死去は、Wunderlich同様残念ではあるが、戦後も活躍し、かなり放送録音があるので、彼の声の素晴らしさは確認できる。これ はそれでも、三年ぶりの再聴・・・。)


 スィー トナー指揮シュターツカペレ・ベルリーン ブラームス:交響曲第二番 独Berlin Classics

(最近でた3CDのものだが、小生のは4CDで、シンフォニーが一枚ずつ納めら れているやつ)
(自然の謳歌を十二分に温かみのある、そして、深みのあるもので表現した大名演 の一つ。正直Suitnerのはどれをとってもー個人的に大好きなだからー名演に恥じないもので、特に、このブラームスの第二番は、『田園』の『田園』た るものだと思う。それにしてもー何度もいうようdがーこの時代、Suitner時代のシュターツカペレ・ベルリーンの響きは旧東ドイツの「都会的」かつ、 渋さを持ち合わせたものである。録音も自然な拡がりで最高!)


 イッ セルシュタット他指揮シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツオペラハウス管 ヒルデ・コネツニとヘルゲ・ロスヴェンゲ、オペラ・ポートレイト 独 Teldec

(これも、TelefunkenLegacyのもので、Andersの上におい てあったので、聞いて見る。前半4曲は、Hildeの方のKonetzniのオペラ・アリア集。かなり、旧式な歌い方で、こてこてのポルタメントであるの だが、妙に関心してしまうものである。それでも、偉大なテノール歌手であることには代わらない。特に、『マイスタージンガー』での二つのアリアは昨今の面 白みに欠ける、「学術的な」ものではなく、歌いまわし、そして叙情性を出して極めつけである。これぞ、テノール・アリアである!)


 C.Davis 指揮シュターツカペレ・ドレースデン シューベルト:交響曲第二番、第四番 RCA

(このオケの史上初の名誉指揮者であるDavisで、最近とみに巨匠風になった ものの一つ。ドレースデンは既に、シューベルトの交響曲全集をザヴァリッシュとブロムシュテットで作っているのだが、これは90年代に出来たもの。ブロム シュテットのそれよりも、オケの美感を十二分にだしている点、シューベルトの持つ歌謡性、円熟した指揮者の点で格段に上であり、

die.19.dez.  寒さもいよいよ、というよりかはようやくと本格的になってきた、残すところ二週 間弱!ですよ。
 ま、一年早いですな。


<本日聞 いた音楽>
 C.Davis 指揮シュターツカペレ・ドレースデン シューベルト:交響曲第九番 RCA

(反復を全て行った録音。だが、一見面白くないこの曲を慈しみをもって、解釈し ているのはやはりDavisとドレースデンのオケの素晴らしい共同ワークであろう。残念なのは、録音にクリアーさが欠けていることだけだ。−この全集全て にあてはまる。)


 コー プマン指揮アムステルダム・バロック管 バッハ:ロ短調ミサ 独Erato

(彼のバッハは、私の基調だ。ふくよかで、多くの古楽器演奏に見られるような過 激さはないが、適度なシャープさと、温かみがバッハにマッチしていると思う。毒はないし、ぎらぎらしていないから、ゆったりと、音楽そのものを楽しめるか らだ。
 歌手ではバッハ・ソプラノと言うべき、Barbara Schlickが一押しである。アルトのKai Wessel(カウンターテノール)も最高!合唱も録音も秀逸である。)

die.26.dez.  最近は今年のCDを色々と書いているので、其の為HP更新が遅れる。一週間ぶり の更新だが、本日は既に第二降誕祭。しかも、かなり寒い。残念ながら今年はクリスマスシーズンには降雪が無い。

 一昨日は韓国料理で、昨日は中華料理でクリスマスと友人たちと祝う。やはり、気の置けない日本人とは楽で良いし楽しめる。

 最近はクリスマスなのでTVで映画ばかりやっている。例によっての『ダイ・ハード』『ダイ・ハード2』は途中で眠かったので消す。後は、深夜0時から始 まって延々三時間やっていて、友人から薦められていた『ヒート』を見る。なかなかの男の映画であった。なにせ、Al PacinoとRobert de Niro主演っすからね。
Heat - Special Edition (2 DVDs)
 なんとなく、Al PacinoがBarbirolliに見えてきてしまった。ま、イタリア系ですからね。

don.28.dez.  もうすぐ、大晦日。後4日で2006年も おしまい。なにをどうあがいても、おしまいはおしまい。
 なんと、午後から降雪!嬉しい!
 で、2006年を個人的に興味をひいた話題からふりかえってみることにする。
 (尚、ソースはWikipediaの日本語版、ドイツ語版である。)

 西暦:2006
 干支:戌
 平成:18年
 皇紀
2666年
 
 一月:モーツァルト生誕250周年ーMozartYear
    
ヨハネス・ラウ前ドイツ大統領死去
 二月:モハメッド・カリカチュア問題
    
トリノ冬季オリンピックーアイススケートにのめるこむ
    
伊福部昭没
 三月:アンナ・モッフォ没
 六月:FIFAワールドカップドイツ大会ー熱くなりました!
    
リゲティ没、岩城宏之没
    :クリムトの有名作品『アデーレ・ブロッホバウアーの肖像』がオークションで最高値。
 七月:シューマン没後150年ー意味無し
 八月:シュヴァルツコップ没、
    
レンブラント・イヤー生誕400周年
 九月:ショスタコーヴィチ生誕100年ー余り意味なかったが
    :吉田玉男没、ドイツ歴史家ヨハヒム・フェスト没
 十月:北鮮、核実験。ハンガリー騒乱。
    :アンナ・ポリトコフスカヤ殺害
 十一月:ポール・モーリア没、仲谷昇没
 十二月:ピノチェト没

 阿部謹也及び木村尚三郎も亡くなりましたね。

 音楽以外で今年はまったのは、やはり「吸う毒」ならぬSUDOUK。
 後はやはり「友情」かな。多くの友達と知り合いになりましたし、素晴らしい、興味深い女性とも知り合いになりました。
 


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