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"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

 Diary; 日記


「そして、明日も又太陽は昇るでしょう・・・」という歌曲の一節からとった
この項は小生 が日頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。
A.D. 2004 / Heisei 16
September

gustav mahler

mit.01.sep.  あの〜寒いんですけど。今まで夏であったのが、「いやこれ冗談、嘘だよ〜 ん」ってな感じで急激に冬に向かって突入しました。最近は、暖かいのが何かと好きで、南国へ向かうドイツ人の気持ちが少しだけ分かったかんじ。

[本日 購入したCD]
@E.クライバー指揮バイエルン国立オペラ ヴァーグナー『トリスタンとイゾルデ』 独Walhall 6.99E


@ハイティンク指揮バイエルン放送響 ヴァーグナー『タンホイザー』 EMI 14.99E


@ガーディナー指揮リヨン・オペラ グルック『オルフェとユーリディケ』(ベルリオーズ編) EMI 9.99E


@ガーディナー指揮イギリスバロックソロイスツ ヘンデル:『水上の音楽』、『王宮の花火の音楽』 蘭Philips 4.99E


@ハイティンク指揮ACO ドビュッシー:管弦楽曲集 蘭Philips 4.99E


@ハーゼルベック指揮ヴィーナー・アカデミー バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集 瑞西Novalis 3.49E


@ディヴィス指揮バイエルン放送響 モーツァルト:ハフナー・セレナーデ他 瑞西Novalis 1.99E


@マイアー指揮コレギウム・アウレウム モーツァルト:セレナーデ第4番他 独DHM 1.99E
@マイ アー指揮コレギウム・アウレウム モーツァルト:セレナーデ第5番他 DHM  1.99E
@マイ アー指揮コレギウム・アウレウム モーツァルト:セレナーデ第7番他 DHM  1.99E
@マイ アー指揮コレギウム・アウレウム モーツァルト:セレナーデ第9番他 DHM  1.99E
@コレ ギウム・アウレウム・メンバー モーツァルト:セレナーデ第10 DHM  1.99E
@シュ レーダー指揮スミソニアン室内管 モーツァルト:協奏交響曲他 DHM  1.99E

[本日聞いた音楽]

@C.Davis 指揮バイエルン放送響 モーツァルト:交響曲第32番、ハフナー・セレナーデ Novalis
(昨日より無性にこの曲が聞きたくて、大好きなヨッフム翁の演奏を 聴いたが、途中で止めてしまった。本日は購入早々これを選択。実にふくよかで、柔らかくかつ爽やかな演奏であった。やはりこのコンビは最高だし、何はとも あれバイエルン放送響は素晴らしい)
その他には、ガーディナーのヘンデル、自分では始めて持つそして久しぶりに聞くモーツァルトの『Gran Partita』=傑作!
don.02.sep.  「天高く馬肥ゆる秋」到来。しんみりしますな。こういうときには無理に明る い音楽を聴くのではなく、内向的で、「渋い」音楽を楽しみたいところ。でも、昨日購入したGardinerのグルックのBerlioz編『オルフェウス』 は最高。グルックのこの曲はオペラ史上いや、音楽史上の不朽の名作、傑作でその簡素さ、自然さ、は他に比するものがないほど。この演奏を聴きながら、
単純でかつ直截的な体にほとばしる感動
を受けました。


今読んでいる本は半藤一利著、『昭和史』平凡社。こういった本を読んでいると、本当に「おえらさん」の馬鹿ぶりには怒りを通り越して情けなさを感ずる。一 体こういう輩が歴史を創り、自国民だけではなく他国民にも迷惑以上のものを与えたという事実を鑑みると、「日本人である私」は非常に困惑と怒りを覚え、恥 を覚える。しかし残念なことは、こういった「日本人気質」がいまでも撲滅されていないどころか、政治家(政治屋)やら企業をはじめ幅を利かせている事実を みるにつけ、同じ日本人として情けなくなる。この本は読みやすさの点では良いが、やや「小説」っぽいところもある。それでも、歴史、それも怒涛の昭和史の 入門者(私は違うが)にはとっつきやすいのかもしれない。但し、表紙の「殺し文句」=セールス文句には違和感を感ずる。

本日は小生の父親の誕生日。疎開時やら終戦時(敗戦時)について国際電話で少し語り合う。
fre.03.sep.  本日はやや暖かく、セーターなどは要らない。とはいえこれに気がついたのは 外出した時であって、部屋の中はなぜか非常に寒い。ま、食事をすれば直ぐに体が温かくなるのではあるが・・・。

< 本日入ったコンサート>
エリア フ・インバル指揮ベルリン響 Konzerthaus Berlin
マー ラー:交響曲第三番ニ短調
イリス・ ヴァーミリオン(アルト)
エルンス ト・ゼンフ合唱団(女声)・ベルリン放送児童合唱団


 ようやくコンサートシーズン開始。今シーズン初のコンサートはインバル指揮ベルリン響でお得意のマーラー。交響曲は第三番で、名までは初めてきくもの。 シーズンのオープニング故かかなり気合が入って、骨太で力が入り、思い入れがばっちりきまっていた。こういった渾身の出来にはこちらまで力瘤が入るが不思 議と爽やかさもあった。盛り上がるところでのオケのドライブではフランクフルトでの「骨細」のCDとは全く異にしている。インバルというと常にフランクフ ルト思い出すかもしれないが、BSOのシェフになってからは相思相愛といってよいほどのカップルである。
因みに、第六楽章のいいところで、携帯音がなる。しかも呼び出し音が「ロシア国歌」。流石赤の国、モラールがわからない中世の生き残り泥棒王国であること よ。
(今シーズンのコンサート記録は | | です。)

尚来週は同じアルト歌手(Iris Vermillion)とともに、マーラーの『亡き子をしのぶ歌』とブルックナー交響曲第三番(初稿?)である。勿論いく予定。


[本日聞いた音楽]

@Haitink 指 揮バイエルン放送響 ヴァーグナー:『タンホイザー』第二幕、第三幕
(考えられないほど美しいWagner。今まで美しいWagner といえば、Kempe指揮のLohengrinだと思っていたが、Haitinkの一種の柔らかい〜人によっては軟弱とうつるかもしれないが〜解釈には逆 に新鮮さを感じた。もっと、ごっついほうが良い、とかがつん〜とやって欲しいところもなきにしもあらずだが、驚愕の美しさ。オケもとんでもなく巧い。
die.07.sep.  最近は翻訳やらその校正やら、改訂やらで忙しい。でも、一仕事終わった後の ビールがまた格別である。
 日曜に会ったドイツ人の友人によると(今はバイエルンだが、昔はフランケンだったバンバベルク出身)、ゲーテのドイツ語はdeutschで、シラーのそ れはgermanisch。ヴァーグナーのドイツ語もgermanischだそうな。違いは?deutschは一般的だが、germanischは北部ド イツ的である、とのこと。
また、南部ドイツの気質はやはり違い、特にベルリンのは特に際立っているとのこと。面白いのが日本の場合にはこの定義が当てはまらないこと。彼の言に曰 く、日本人は親独的であり、ドイツ人は基本的には親日的である、若い人は特に漫画やアニメなどによって、更に年寄りの世代は「戦友」としてが理由。同じイ タリアよりも日本にシンパシーを感じている、というのが面白かった。逆にそれらの中間の世代はさほど関心がないとのこと。
 ここに住んでいるとよく思うのだが、日本人はなにかと馬鹿にされたり、見下されるのだが、逆に嫌悪感や拒否感がない〜殆どない〜のを痛切に思う。例え ば、中国人や韓国人の場合には状況はもっと酷い。アジア人の場合。ヨーロッパではポーランドやロシアに対し強い拒否感があるのも事実であろう。逆にドイツ 人に対してはどうであろう?過去が過去だけに、やはり嫌悪感をむき出しにしている人がいるのも否めない。日本人に対して、隣国のアジア人が考えているのと 同じ、否もっと酷い感情を持っているかもしれない。
 馬鹿な先人をもって困っているのは別に日本やドイツだけでもあるまいに。
 しかしどうして日本人は愚直なまでにドイツが好きなのだろう?
don.09.sep.  映画にはまる人がよく分からなかった。が、オペラと一緒で、これもはまると 大変。最近見た映画は友人から借りたDVDでDer Pianist(戦場のピアニスト)、女優としては出演しなかったが(残念)監督としてのソフィア・コッポラの東京がステージの「Lost in Translation」。昨日お勧めとして見た「Billy Elliot」(なんともいえない家族愛)、ちょっとだけTVでみた007シリーズの「never say never again」。ドイツの唯一国際的な俳優のKlaus Maria Brandauerとなんとちょいやくでローワン・アトキンソンが出ている。かなりうけたし最高。今はまたTVで007シリーズの「ロシアより愛をこめ て」を放映している。戦中のカイルベルト指揮プラハ初演版でドイツ語歌唱の「Don Giovanni」第二幕を聞きながら見ている。
 やはり007はショーン・コネリーに限るな。

 「こんな夢を見た」漱石じゃないけども。最近見た夢で傑作だったのは、オルフのCarmina Burana(スペルあってる?)のピアノ版をカラオケで歌っているのだが、モニターの画面が異様に珍妙で一人で大爆笑してしまって、他の観客がしらけて いる、というもの。
 いったいなんなんだぁ?最近聞いていないから「中毒症」というか「免疫」が抜けてしまったのか?

 関係ないが、私の格好(坊主頭で髭)はなにやら関東軍の高級参謀みたいだ。昨日の飲み会で友人がいったいたが、しかもかなりの「お偉いさん」だそうな。 全然出世欲も、実態もそうでないのにねぇ。更に、くわえタバコが妙に合うとかな。私は黒い服やジャケットが好きだし、よく着るからそういった「軍人」にで も見られるのか?余り嬉しくないが。

 昨日ドイツのYahooで「吉田秀和」(勿論漢字ではないけども)を検索していたらURLが出てきた。その中でもかなり 面白かったのは・・・。
「ドイツについて」
"Deutschland ohne Ausländer ist wie ein Klavier ohne schwarze Tasten."

"Die deutsche Gemeinsamkeit: schweigen in der Diktatur und schimpfen in den Demokratie."

"Die Welt liebt die Deutschen nicht, aber sie heiratet sie."

"Ich leide, also bin ich Kunde in Deutschland."
(日本人のYamahaの副マネージャーらしい)

"Die Deutschen machen ihr Unglück selbst."

"Die Deutschen haben Riesenprobleme. Aber möglicherweise könnten das größte Probleme sie selbst sein."
Wolf Biermann

"Die Italiener fürchten sich vor Deutschen, die Angst haben."
Romano Prodi

他のだが。これが一番受けた。
"Deutschland ist das einzige Land,
in dem die Schlagersänger so aussehen
wie ihre Lieder."
Andre Heller

ドイツ人よ面白い話題を提供してくれてありがとう。
fre.10.sep.  昨晩はやはり深夜にDVDで映画、Julia Robertsと格好良いHugh Grantの「Notting hill」。これはいいですね。ラブコメディーちゅうやつですか。こういうの好きです。Julia Robertsの映画って始めてみたけれども、非常に可愛い。宜しいおま。Hugh Grantは爽やかでお惚けキャラが彼にあって最高である。ストーリー、ステージ、脇役なども含めもう一度見てみたい。最後はまぁ、許せる範囲かな。
 で、今晩は同じくDVDでTom HanksとMeg Ryanの「You've got mail」を見た。これは、まぁストーリーはしょうもないけども、観光映画というか、Meg Ryanのチャームを見る為のものかね。最後の終わり方は合点がいかない。Meg Ryanはキュートですな。顎が非常に宜しい。40歳を越えてなお、あのチャームさはこちらに爽快さを与えてくれる。個人的には、冒頭のスーツっぽい服装 がベストだな。きつそうでかつ乙女チックなのはタイプか?演技も絶妙。
sam.11.sep.  三周年の9.11である。あれから世界はとても良くなったとは思えないし、 安全になったとも思えない。恐らく、残念ながら逆であろう。それにしてもアメリカは一体どこへ、どのようになるんだろう?


< 本日入ったコンサート>
エリア フ・インバル指揮ベルリン響 Konzerthaus Berlin
マー ラー:『亡き子を偲ぶ歌』
イリス・ ヴァーミリオン(アルト)
ブルックナー:交響曲第三番ニ短調 (初稿、1872/73年版)



 本日もコンサート。先週と同じく、インバル指揮ベルリン響でプログラムはIris Vermillionを独唱に迎えた、マーラーの『亡き子を偲ぶ歌』。とブルックナーの交響曲第三番(初稿!1872/73年版)であった。結果は?今ま でベルリンで聞いたコンサートの中でベスト3(別にベスト3でなくともよいが・・・:それほど素晴らしかったということ。)にはいるくらいの気合がはいり まくりで緊張感やオケの演奏を含め、筆舌に尽くしがたいほどの大名演であった。私はいつものように合唱席のチェロ側の上できいたのだが、下でトランペット 及びトロンボーン、真ん中でティンパニー、奥向こうのほうでホルンの響き。更に手前左部にチェロ及び低弦、奥にヴァイオリン群の響きのフォニック効果が非 常に効果的に聞こえ楽しめた。
 基本的にやや早めのテンポでまったく弛緩することがなく、響きは深く〜良い意味で澱んでいるが〜凝縮しすぎず、さりとて広がりすぎない。一種の空間の余 裕といったものがあり、それは金管のコラールやフーガのところでもいやみなく聞こえる。いつもはそれだけだったが、今回はそれプラスアルファ、指揮者の思 い入れというか(確か以前にもこのコンビで聞いたことがあったが・・・?あれは何時だったか)作品に対する深い愛情の眼差しを感じた。注目すべきはトラン ペットのソロ(第三楽章のScherzoで滅茶苦茶難しいパッセージがある)とオーボエのパーパイ(この人はいつでも良いのだが)、そしてホルン群。やは り「燻し銀」の弦楽などなど。
 兎に角素晴らしかったと同時に楽しめたという稀有なコンサートだった。なによりも感謝感謝!
mit.15.sep.  寒い寒い。外出するのにも億劫だし、更に出不精になってしまうな。
son.19.sep.  最近は既にみた映画を再度みている。「You've got mail」を見たが、ようやく中身の面白さを”より”分かった。Meg Ryanはやっぱり可愛い。しかし、あのようなチャーミングな演技はどうやってやるんだろうか?普段の彼女もそうなのであろうか?
 今日はドイツ語を普段以上に話して疲れた。それに、初めて?ドイツ語によるチャットをやって非常に頭が疲れた。良い意味か?それにしても、ドイツ人は ユーモアとかジョークを理解しないので、こういうのが大好きな私にしては非常に大変だし、困る。ここで一言。
 「ユーモアの中身をいちいち説明したら、ユーモアではない。
 しかしながら、ドイツ人のユーモアの中身を説明を受けても、それは理解できない」

 今でも、TVの討論番組でドイツ人が論争しているが、余り生産的でないし建設的でない。
mon.20.sep.  また、コンサート。この日創設75周年を迎えたインバルでおなじみのフラン クフルト放送響によるもので、グリモーのピアノだから是非聴きたかったもの。

< 本日入ったコンサート>
ヒュー・ ウルフ指揮フランクフルト放送交響楽団 フィルハーモニー・ベルリーン
ピアノ独奏:エレーヌ・グリモー

シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽
ブラームス:ピアノ協奏曲第一番ニ短調
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ドヴォルジャーク:交響曲第六番

で、結果は?やっぱりインバル時代のが良かった、ということ。ベルリンという 都市がいかに、音楽的に恵まれているということの証左であった。客演ということも割り引いても、彼らは本拠地で「本来あるべき」レヴェルで演奏できた/で きるのであろうか?ヴァイオリンにはまったくもって魅力を感じないし、自然のように湧き上がるような温かみがない。ホルンやチューバ、ティンパニーなど にも楽器・音質以上に人間性が感じられないのである。前プロのシェーンベルクはこの中では一番出来がよかったかもしれない。ドヴォルジャークは曲の魅力を 出すほどでもないし、機能的でもないし、ま普通になっていて、最後盛り上がれば感動・ブラヴォーの曲なので、正直言ってこういう音楽をさほど好まない私に とっては、妙に冷静に聴いてしまった。で、(それ自体は当然だし、面白いことだ)がもっとも激しかったのは、グリモーを迎えての中プロ(なんでメインじゃないんだ?)のピアノ協奏 曲。こういったマッチョな曲をグリモーがやるのは好きだし、以前聞いた『皇帝』でもその「男性的」解釈に賞賛を送ったものだった。が、しかし今回は全くと いって違った響きで、ある意味表面的には『女性的』にとでも聞こえるような解釈であった。なにしろ、オケを含めて全てがなよなよしい、女々しい、最初のオ ケのTuttiからして縦の線が合ってないし、意図したとしても(事実そうであるとしか考えられない)なんでこのようにか弱く演奏するのかが理解はするも のの、好感やら納得がいかなかった。これ以来聞き手である私の緊張力が途切れてしまい、それは休息後まで続いた。それに、今回は子供(お子様ではなく、中 高生あたりか?)が多く、非常にマナーが悪かった。よって、真剣に聞く雰囲気ではなかったことを事実として認めなければならない。グリモーのピアノに対し ては基本的に賞賛が多く、上記の評者曰く、「あの第二楽章に感動しないやつはぶっ殺す」という非理知的な言葉が出るほど他人は良かったようだが、私はさっ ぱり。
 それにしても、今回のが本当の彼女の姿なのであろうか?それとも、前回のほうが?それとも両方?それとも・・・?
die.21.sep.  今朝目が覚めるとなんと室内暖房が解禁になったようで、管にお湯が流れてい る。早速、蛇口をひねって部屋を暖かくする。それに、ここぞとばかりに洗濯をもする。尚、秋の雨が寂しい。
 昨日の演奏会の復習に。

[本日聞いた音楽]

@セル指揮ロンド ン響カーゾン ブラームス:ピアノ協奏曲第一番他 Decca

(私はこれがこの曲の基準だからか、昨日の演奏に感動しなかったの か?私の持っているのは右のThe Classic Soundのもの。カップリングは一緒。)
mit.22.sep. < 本日入ったコンサート>
ニコラス・ミカラキス指揮
ケムニッツ歌劇場、
ケムニッツ、ローベルト・シューマン・フィルハーモニー、
ケムニッツ歌劇場合唱団

エファ・ヨハンソン(エレクトラ)、
ハンナ・シュヴァルツ(クリテムネストラ)、
ナンシー・グスタフソン(クリソテミス)、
ジークフリート・イェルザレム(エギスト)、
ヴォルフガング・シェーネ(オレスト)他

 前々から地下鉄の駅のポスターで確認していたのだが、歌手の面子が凄すぎる(やや、ネームヴァリューだけか?)のと、旧東独のChemnitzのオケが どういうような響きがするのか?というとと、やはり『エレクトラ』ですからね、行かないわけにはいきませんよ。
 結果は?好演というところでしょうか?オケはオペラハウスのピットに入っている倍でしょう。いつになくフィルハーモニーが狭く感じられました。平日であ る(当然だ)水曜日の入り、しかも客演(有名ではないもの)だから6〜7割の入り。なんとなく、外交行事の一環と言う感じで、しかも、アテネ五輪の関係か なんかは知らんが、それらしい感じがしましたな。でも、そんなことは結局どうでもいい。正直言って最初から最後までやや緊張感がない気がしたし、確かに普 通にやれば重量感は否が応でも感じるし=物量作戦ね、歌手の声もオケの大音量に消されがちだったけれども、なんというかオケの人々の誠実さが感じられまし たな。なんでも、このオケはベルリンのフィルハーモニーの初出場だそうで、やはり気合というのはあったでしょう。オケの力量などはドイツの地方オケのレ ヴェルを越えないし、有名歌手が居なければ結構入りは更に少なかったはずだけれども、前にも言ったように、音楽を楽しんでいる、というか気合を感じまし た。その態度に非常に好感を持ちましたな。今日は演奏会形式というものをはじめて鑑賞したわけですが、シュトラウスの場合は非常にそれが面白い。演奏効果 というか、管弦楽の面白さを耳だけではなく視覚的効果で堪能したわけです。それにしても、シュトラウスの手腕は本当に素晴らしい。まさに、職人以上プラス 天才性を感じました。この作品は古今東西のオペラの大傑作のひとつであることは万人の認めるわけですが、それ以上に感動したのは、やはり私は彼の作品が好 きだということ。彼の音楽を聴くと、自分が彼の作品が好きだという事実をいつも感じます。
 関係ないが、隣と前に妊娠中の奥方がいたんですが、『お〜い、こんなんオペラ聴いたら流産しちまうぞ。それか、母殺しの子供でもつくるんかい?』と思い ました次第。更に、がきんちょが親に連れられてきたけれども、両親はやはり、プログラムを考えるべきでしょうな。こういうのは教育上宜しくない。子供に は。
 それにしても、『エレクトラ』凄すぎる。
don.23.sep.  本日も寒い一日。もう既にコートは欠かせない生活となっている。基本的には ここでは8月の終わりになれば、秋だし、駆け足で無慈悲にも冬が到来するものなのだ。だから、なんというか聴きたい音楽のレパートリーも夏の時期と当然な がら変化してくる。

 一昨日紹介したセル+カーゾンによるブラームスのピアノ協奏曲を盟友の侘助・林ことKechikechiのHayashiさんが小生の掲示板にこのこと を書いてくださった。彼のレビューは | | 。なんと、非正規盤でこの曲一曲だけだそうだ。正直言っていつもはへぼいロンドン響だが、モントゥー配下、更にはご存知セルの指揮棒の元で実に緊張感溢れ る、鋭い響きになっているのは直ぐにわかるところ。

 本日は最近はまっている曲、即ちDon GiovanniのFricsay盤をながら聞きした。(なんせ試験前なのでね。)やはり、この解釈は素晴らしい。フリッチャイに駄盤なし。

その他には自分としては非常に珍しいチャイコフスキー(これも、寒さゆえか?)〜マルケヴィッチ指揮の全集版より。
son.26.sep.  それにしても寒いですな。寒いと食わないとやっていけないので、食事も増え るし、肉も増えるし、アルコールも増えるし・・・。金がかかるわいな。
 いい加減同じテーマばかりやっていると飽きてくる。まぁ、予定が今週の木曜日なのでそれさえ終われば他のことが出来るのだが・・・。
 ま、嘆いていてもしょうがないので、音楽でも。いつものことか・・・?

[本日聞いた音楽]

@インバル指揮フ ランクフルト放送響 マーラー:交響曲第三番+第四番 日Denon
(第四番は非常にすっきりとして微々たる美しさ。)

@リーパー指揮ス ロヴァキア放送響 バントック:『Hebridean交響曲』他 Naxos

(メンデルスゾーンの序曲でおなじみのHebrideanもの。い ろんな意味で大作曲家の引用が聞こえる。ヴァーグナーの場合だと、なぜか『マイスタージンガー』が連想されるし、第二楽章などはおもいっきり『パルジファ ル』している。また、ドヴォルジャークや作曲家と親交をもったシベリウスとの関連性もはっきりと分かる。オケ及び録音は酷いもの。)

@ヴァント指揮 NDR響 ブルックナー:交響曲第五番 RCA
Sinfonie 5 B-Dur

@O Duinn指揮アイルランド国立響 ハーティ:『アイルランド交響曲』他 Naxos

(こういうのこてこてのアイルランドっていうんでしょうなぁ。ここに収められている曲は全て彼の故郷である、アイルランドに基づくものばかり。一種の哀愁 というか、ロシアやスラブ系こてこてではないけれども郷土・民族愛というものを聞いていて感じます。第三楽章が映画音楽みたいで泣ける。録音も演奏も 1996年のNaxosにしては上出来。)

その他には、ヴァント指揮NDR響のブルックナー交響曲第六番(ライブの一発録り)、EMIフランスのジーリ名歌唱集。
他は過去のMDでポンマー指揮MDR室内フィルによる、R.シュトラウス『クープラン舞踏組曲』、pラッソンン指揮ドレスデン・フィルとフレイエ独奏のリ ストのピアノ協奏曲第二番(CDか?)、ルイージ指揮MDRによる『海』、Colomer指揮MDR室内フィルによるシューベルトのイタリア風序曲〜これ で1MD終了。残りはベルリン・フィルハーモニーでのライブ録音である、ベルリン・ラジオ響及びベルリン・ドイツ異響によるもので、シャイー指揮のモー ツァルトのクラリネット協奏曲、セーゲルスタムによる非常に美しいシベリウスの交響曲第六番、ジンマン指揮『Till』以上。
mon.27.sep.  今日はやや暖かい。綺麗な満月である。
 昨日は前日からの続きで、新潮文庫のカラー版作曲家の生涯シリーズの船山隆著『マーラー』と、数時間で土田英三郎著『ブルックナー』を読破する。

 いくつかのHomepageでみたのだが、勘違い日本語を発見する。
有名どころでは、「フレンチキス」、「役不足」、「気の置けない」などだが、それ以外に。
★「フリーマーケット」flea marketであってfree marketではない。ベルリンにある「のみ」の市へ行った時に、なぜ、「フリー;のみ」なのか分かったのだが、やはりスペルがないと分からない。「のみ が出ても不思議ではないほどの中古品を売る」からきたそうだ。
★「スイートルーム」:「甘い」部屋ではなく、「一続きのsuite」部屋だ そうな。Suite=組曲、っていう意味ですな。居間や寝室が一続きの間という意味だそうな。
★「ショートケーキ」:「短い」ケーキではなく、「もろくて、崩れやすい shortening」から由来。
★「名誉挽回」+「汚名返上」=間違い「汚名挽回」
★「熱に浮かされる」+「夢にうなされる」=間違い「熱にうなされる」
★「ご苦労様」は目上の人が部下の苦労を労うときの言葉。「お疲れ様」は上司 や友人に言う言葉。

あぁ、日本語は難しい。| | を参考に

[本日聞いた音楽]

@インバル指揮フ ランクフルト放送響 マーラー:交響曲第五番 日Denon

@ヴァント指揮 NDR響 ブルックナー:交響曲第七番 RCA
Sinfonie 7
(非常に均整がとれて、かつ美しい演奏。ケルン時代よりも角がやや 取れて、少し叙情的でもある。

@マーク指揮 Veneto・フィル マリピエロ:管弦楽曲集 Naxos

(実にメロディアスな現代音楽、とでもいようか。ヒンデミットみた いなつくりだが、彼のように皮相的でもないし、ストラヴィンスキーのように煩いほどのダイナミズムはない。イタリアオペラを連想していると、全く予想がつ かない。なかなかを発見。)

@ヴァント指揮 NDR響 ブルックナー:交響曲第九番 RCA
(交響曲というか交響的宗教曲であるこの曲はなによりも、緊張感が 大事!この演奏はまるで、宙に浮く黄金の教会、というようなものである。)
don.30.sep.  本日は大事な試験。30分間の口頭試問(勿論ドイツ語だ)なのだが、ドイツ に着てから入学試験の筆記試験以外やってこなかった〜幸運にも〜ので、今回はやや緊張したか?でも、準備は万端だったし、質問のシミュレーションを既にし ていたので、クリアーしましたさ。

 Asahi.comの死亡蘭でHeinz Walbergさんが昨日死去したとのこと。合掌。彼の録音はRCAの『マルタ』しかもっていなかったが、所謂古いタイプのカペルマイスターでオペラが良 かったかな?また、ラジオから録音したMDもいくつかあったから追悼の意味で今度聞きましょうか。

 本日で9月も終わりですね。早かったなぁ。でも、一仕事が終わった〜予想通り良い結果で〜ので一安心。ビールが美味い。

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| last modification: 09.Dec.2007 |
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