"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Tagebuch/Diary/ 日記]


Richard Wagner

「そして、明日も又太陽は昇るでしょう・・・」という歌曲の一節からとった

この項は小生が日頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。



   


2003
Juli
*******

Einleitung

秋です。というか晩秋です。食欲、読書、音楽、芸術の秋です、が、冬って感じだな。


Mon.01.Sep.

今月(今日の)のCDお買い物。


@マルケヴィッチ指揮ラムルー管 ベルリオーズ:幻想交響曲他 DG 4.99Euro


@ノイハウス指揮シュターツカペレ・ドレースデン R.シュトラウス:薔薇の騎士+アラベラより場面集
Berlin Classics 5.99Euro


@カイルベルト指揮シュターツカペレ・ドレースデン R.シュトラウス:『サロメ』全曲 Berlin Classics 9.99E

買い物をしている間の移動中にヴァント指揮ベルリン・ドイツ響によるブラームス交響曲第一番(ベルリン、ライブ、
1996年)及びZ.マカール指揮バイエルン放送響によるヒンデミット交響曲『画家マティス』(ミュンヒェン、ライブ、
2000-1-13)を聞く。マカールの解釈は素晴らしい。ライブとは思えないほどの完成度。

@マルケヴィッチの解釈はやや癖があり、それを目当てに購入したので満足である。ややエキセントリックかな?
ただ、オケ及び録音は酷い。リマスターしたとは思えない。高音がきんきんするし、低音の広がりもない。奥行きも
なくがすがすしている。(
)

@カイルベルトの『サロメ』。彼の第一回目の録音で、歴史的放送録音。二回目はバイエルンのライブ。サロメ役は
ゴルツで彼女もこれが最初の録音。第二回目はクラウス、第三回目はステレオでスィートナーと。
ゴルツの同名役は当たり役だが、確かに素晴らしい。金属的は決して無く、広がりのある深い声。そしてカイルベルト
の統率力!圧倒的で勢いがある。録音もモノーラルにしては広がりがありよい。(


@ノイハウスのRS場面集はデラ・カーザとローテンベルガーが歌っている。オケもデリケートで良い。(



Die.02.Sep.

本日は友人宅へおじゃまして、レーゼル独奏のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第四番、スィートナーのスッペ序曲、
ヨッフム指揮シュターツカペレ・ドレースデンによるハイドンの98番を聞かせてもらう。
レーゼルは美演!ピアニッシモがぞくぞくする。これほど美しいBeethovenはめったにない。

家では起き立てからリリング指揮のレヴィン版によるモーツァルトの『レクイエム』、デ・ワールト指揮Margionoによる
RSの歌曲集(ポップ+テンシュテット以来の名演!なんとあ柔らかく叙情みのある演奏であろうか)、ハラーシュ指揮
によるRS交響曲F-Durを聞く。
夜中にこれまた我慢できずにグッドオール指揮による『パルジファル』のCD1をきいてしまう。


Mit.03.Sep.

寒い。暖房がつかないのはまだその時期ではないからか?ヘンヒェン指揮オランダ・フィルによるRSの『ドン・ファン』、
『死と変容』、『影の無い女』交響的幻想曲を聞く。オケは弱い。弦とかオランダらしく柔らかいのだが・・・。
スィートナー指揮によるブルックナー第五番は彼の「最後の」演奏の一つで、かなりテンポが速い。
50年代のニルソンのEMIにおける録音。WagnerがメインでL.Ludwigが主な指揮者。リマスターがたいしたことがな
いのに高いTestamentレーベルだが、この二つのCDはLudwigが指揮しているのでどうしても欲しかった。


〜旅行〜

Die.16.Sep.

Stuttgart のオペラ座で購入したCDを聞く。更に、予約をしていたMoraltのRingを購入。(Gebhardt、24.99Euro)
先ずは『ラインの黄金』。これ異様に音が良い。1948年のライブ録音なのに。




Don.18.Sep.

昨日今シーズン初のオペラ観劇。国立歌劇場で『薔薇の騎士』。もう何度もみたがやはり感動。演出には良い加減
飽きたが・・・。Denokeの元帥夫人はいつもながら感銘。見つけ物はオックスを歌ったGünther Missenhardt。
歌唱も演技も実に理想的なオックス。そしてヴィーン訛りばっちりの「ドイツ語」。こうでなければならぬ。初めて彼を
聞いたが、彼は現代におけるオックス歌いである。
今シーズンのオペラ目録は | こちら | 。



で、復習ということで、シューヒター指揮BPOの抜粋(EMI)を歌詞を読みながら聞いた。ヴィーン風エレガントさは
欠けているが、珍しいRysanekの元帥夫人はかなりのものである。明確な抑揚と発音。そしてWagner風ではない
声質。シューヒターの指揮もかなり冴えている。

この曲に限らず、RSもののオペラを聴くと、なんとドイツ語は美しいのであろうかとしばしば思う。(勿論、真正ドイツ
語ではないにせよ)。今回このオペラを聞いて思ったのは二つの真実。それは性差と年齢差からのリアリティーで
ある。男性代表、オックスとオクタヴィアンはコインの裏表。女性代表の元帥夫人とゾフィーもそう。また、年齢差の
アダルトな元帥夫人とオックスとヤングなオクタヴィアンとゾフィーもこれまたコインの裏表。どちらも過去であり、
将来なのである。

RSづいていて、管弦楽伴奏版の歌曲全集のうち三つ目。ハイダー指揮でグルヴェローヴァ他。残念ながら歌唱は
ともかくドイツ語の正確さにかなり難があり残念。特に四つの最後の歌。

先日の旅行記をUpした。
スコットランド編は | こちら | 。
南仏車で移動編は | こちら | 。



Fre.19.Sep.

無性にバッハの『アリア』を聞きたくなり、シューリヒト指揮のを聞く。枯れた味わいというべきか。
硬派のRS。マタチッチ指揮の『アラベラ』抜粋。シュヴァルツコップ歌唱。どうもこの人の歌唱は好きになれない。
歌詞を追いながら聴いた。現在の耳からすれば、余り透明でもないし、正確なフレージングではない。声も明瞭では
ない。それにしても、隠れた名曲なのにどうしてドイツでは余り上演されないのであろうか?



Sam.20.Sep.

いやぁ、デジカメを現像しました。245枚!なので62.24Euroもとられました。まぁ、実際このくらいするのでしょうかね。
途中でメモリーカードの容量をセーブするために、一枚1Mから0.3Mにしたら案の定余り綺麗に写っていない。
やはり旅行の時には、1Mか2Mくらいしないと駄目だな。残念。

電気屋ついでに、空MDも買ったし、昼間に独NaxosHPを見ていたらなんと、『ドン・カルロ』全曲が発売!と書いて
あったので、いってみたらあったので、買ってしまった。このCDイタリア語版5幕でモデーナ及びパリ版に拠っている
もの。スウェーデンライブ。フランス語版もできたら出して欲しい!3CDで17.99Euroでした。ドイツにしては少々
高めかな?



Son.21.Sep.

本日はMD録音の嵐。
*レーグナー指揮ベルリン放送響 チャイコフスキー:弦楽セレナーデ (弦のほのかな香りがたまらない)
*ハウシルト指揮ライプツィヒ放送響 ヴァーグナー:交響曲ハ長調
*ジンマン指揮ベルリン・ドイツ響 RS:『ティル』 (この軽快で、愉悦的な演奏は彼ならでは)
*シュタイン指揮ベルリン・ドイツ響、ツナイダー ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第一番 (見事)
*アルブレヒト指揮ベルリン・ドイツ響 シューマン:交響曲第二番
*ヴァント指揮ベルリン・ドイツ響、ルッケシーニ モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
*アツモン指揮NDR響 ヴァーグナー:『マイスタージンガー』序曲 (やはりこの人の演奏は駄目だ)
*ヴァント指揮NDR響、ツッハリス モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 (エレガント。アツモンとは大違い)



Mon.22.Sep.

ラジオ録音はマックス・ポンマー指揮MDR室内管によるRS『町人貴族』組曲。これが、まぁデリカシーのかたまり、
というか、エレガントそのもの。みずみずしい音楽性、伸縮自在なテンポ、各楽器のエレガントさはレーグナーか
それ以上のもの。彼は注目したいね。



Don.25.Sep.

昨日からナクソスのマイナーな作曲家の交響曲を聞いている。Bantockのヘブリーデン交響曲はスコットランドの
情景を扱ったもの。オケ・録音ともに最低。アメリカ作曲家シリーズのHansonの交響曲一番。爽やかな曲で、あの
シベリウスと意識して書いた交響曲。これは彼がローマにレスピーギのもとで作曲を学んでいたときの作品。
Hartyのアイルランド交響曲はアイルランドの主題及び伝説をもとにしたもの。オケはまぁまぁだが、録音がいただけ
ない。尚、Hansonの曲を聴いていたらなぜか突然Bruchの第一番のヴァイオリン協奏曲をききたくなった。





 
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| since 01.Sep.2003 |
| last modification: 03.Nov.2007 |
| © satoshi konno, Germany 2002-2007

"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Tagebuch/Diary/ 日記]


Richard Wagner

「そして、明日も又太陽は昇るでしょう・・・」という歌曲の一節からとった

この項は小生が日頃何を聴き、何 を考えているかを記す場所です。



   


2003
Juli
*******

Einleitung

秋です。というか晩秋です。食欲、読書、音楽、芸術の秋です、が、冬って感じだな。


Mon.01.Sep.

今月(今日 の)のCDお買い物。


@マルケヴィッチ指揮ラムルー管 ベルリオーズ:幻想交響曲他 DG 4.99Euro


@ノイハウス指揮シュターツカペレ・ドレースデン R.シュトラウス:薔薇の騎士+アラベラより場面集
Berlin Classics 5.99Euro


@カイルベルト指揮シュターツカペレ・ドレースデン R.シュトラウス:『サロメ』全曲 Berlin Classics 9.99E

買い物をしている間の移動中にヴァント指揮ベルリン・ドイツ響によるブラームス交響曲第一番(ベルリン、ライブ、
1996年)及びZ.マカール指揮バイエルン放送響によるヒンデミット交響曲『画家マティス』(ミュンヒェン、ライブ、
2000-1-13)を聞く。マカールの解釈は素晴らしい。ライブとは思えないほどの完成度。

@マルケヴィッチの解釈はやや癖があり、それを目当てに購入したので満足である。ややエキセントリックかな?
ただ、オケ及び録音は酷い。リマスターしたとは思えない。高音がきんきんするし、低音の広がりもない。奥行きも
なくがすがすしている。(
)

@カイルベルトの『サロメ』。彼の第一回目の録音で、歴史的放送録音。二回目はバイエルンのライブ。サロメ役は
ゴルツで彼女もこれが最初の録音。第二回目はクラウス、第三回目はステレオでスィートナーと。
ゴルツの同名役は当たり役だが、確かに素晴らしい。金属的は決して無く、広がりのある深い声。そしてカイルベルト
の統率力!圧倒的で勢いがある。録音もモノーラルにしては広がりがありよい。(


@ノイハウスのRS場面集はデラ・カーザとローテンベルガーが歌っている。オケもデリケートで良い。(



Die.02.Sep.

本日は友人宅 へおじゃまして、レーゼル独奏のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第四番、スィートナーのスッペ序曲、
ヨッフム指揮シュターツカペレ・ドレースデンによるハイドンの98番を聞かせてもらう。
レーゼルは美演!ピアニッシモがぞくぞくする。これほど美しいBeethovenはめったにない。

家では起き立てからリリング指揮のレヴィン版によるモーツァルトの『レクイエム』、デ・ワールト指揮Margionoによる
RSの歌曲集(ポップ+テンシュテット以来の名演!なんとあ柔らかく叙情みのある演奏であろうか)、ハラーシュ指揮
によるRS交響曲F-Durを聞く。
夜中にこれまた我慢できずにグッドオール指揮による『パルジファル』のCD1をきいてしまう。


Mit.03.Sep.

寒い。暖房が つかないのはまだその時期ではないからか?ヘンヒェン指揮オランダ・フィルによるRSの『ドン・ファン』、
『死と変容』、『影の無い女』交響的幻想曲を聞く。オケは弱い。弦とかオランダらしく柔らかいのだが・・・。
スィートナー指揮によるブルックナー第五番は彼の「最後の」演奏の一つで、かなりテンポが速い。
50年代のニルソンのEMIにおける録音。WagnerがメインでL.Ludwigが主な指揮者。リマスターがたいしたことがな
いのに高いTestamentレーベルだが、この二つのCDはLudwigが指揮しているのでどうしても欲しかった。


〜旅行〜

Die.16.Sep.

Stuttgart のオペラ座で購入したCDを聞く。更に、予約をしていたMoraltのRingを購入。 (Gebhardt、24.99Euro)
先ずは『ラインの黄金』。これ異様に音が良い。1948年のライブ録音なのに。




Don.18.Sep.

昨日今シーズ ン初のオペラ観劇。国立歌劇場で『薔薇の騎士』。もう何度もみたがやはり感動。演出には良い加減
飽きたが・・・。Denokeの元帥夫人はいつもながら感銘。見つけ物はオックスを歌ったGünther Missenhardt。
歌唱も演技も実に理想的なオックス。そしてヴィーン訛りばっちりの「ドイツ語」。こうでなければならぬ。初めて彼を
聞いたが、彼は現代におけるオックス歌いである。
今シーズンのオペラ目録は | こちら | 。



で、復習ということで、シューヒター指揮BPOの抜粋(EMI)を歌詞を読みながら聞いた。ヴィーン風エレガントさは
欠けているが、珍しいRysanekの元帥夫人はかなりのものである。明確な抑揚と発音。そしてWagner風ではない
声質。シューヒターの指揮もかなり冴えている。

この曲に限らず、RSもののオペラを聴くと、なんとドイツ語は美しいのであろうかとしばしば思う。(勿論、真正ドイツ
語ではないにせよ)。今回このオペラを聞いて思ったのは二つの真実。それは性差と年齢差からのリアリティーで
ある。男性代表、オックスとオクタヴィアンはコインの裏表。女性代表の元帥夫人とゾフィーもそう。また、年齢差の
アダルトな元帥夫人とオックスとヤングなオクタヴィアンとゾフィーもこれまたコインの裏表。どちらも過去であり、
将来なのである。

RSづいていて、管弦楽伴奏版の歌曲全集のうち三つ目。ハイダー指揮でグルヴェローヴァ他。残念ながら歌唱は
ともかくドイツ語の正確さにかなり難があり残念。特に四つの最後の歌。

先日の旅行記をUpし た。
スコットランド編は | こちら | 。
南仏車で移動編は | こちら | 。



Fre.19.Sep.

無性にバッハ の『アリア』を聞きたくなり、シューリヒト指揮のを聞く。枯れた味わいというべきか。
硬派のRS。マタチッチ指揮の『アラベラ』抜粋。シュヴァルツコップ歌唱。どうもこの人の歌唱は好きになれない。
歌詞を追いながら聴いた。現在の耳からすれば、余り透明でもないし、正確なフレージングではない。声も明瞭では
ない。それにしても、隠れた名曲なのにどうしてドイツでは余り上演されないのであろうか?



Sam.20.Sep.

いやぁ、デジ カメを現像しました。245枚!なので62.24Euroもとられました。まぁ、実際このくらいするのでしょうかね。
途中でメモリーカードの容量をセーブするために、一枚1Mから0.3Mにしたら案の定余り綺麗に写っていない。
やはり旅行の時には、1Mか2Mくらいしないと駄目だな。残念。

電気屋ついでに、空MDも買ったし、昼間に独NaxosHPを見ていたらなんと、『ドン・カルロ』全曲が発売!と書いて
あったので、いってみたらあったので、買ってしまった。このCDイタリア語版5幕でモデーナ及びパリ版に拠っている
もの。スウェーデンライブ。フランス語版もできたら出して欲しい!3CDで17.99Euroでした。ドイツにしては少々
高めかな?



Son.21.Sep.

本日はMD録 音の嵐。
*レーグナー指揮ベルリン放送響 チャイコフスキー:弦楽セレナーデ (弦のほのかな香りがたまらない)
*ハウシルト指揮ライプツィヒ放送響 ヴァーグナー:交響曲ハ長調
*ジンマン指揮ベルリン・ドイツ響 RS:『ティル』 (この軽快で、愉悦的な演奏は彼ならでは)
*シュタイン指揮ベルリン・ドイツ響、ツナイダー ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第一番 (見事)
*アルブレヒト指揮ベルリン・ドイツ響 シューマン:交響曲第二番
*ヴァント指揮ベルリン・ドイツ響、ルッケシーニ モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
*アツモン指揮NDR響 ヴァーグナー:『マイスタージンガー』序曲 (やはりこの人の演奏は駄目だ)
*ヴァント指揮NDR響、ツッハリス モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 (エレガント。アツモンとは大違い)



Mon.22.Sep.

ラジオ録音は マックス・ポンマー指揮MDR室内管によるRS『町人貴族』組曲。これが、まぁデリカシーのかたまり、
というか、エレガントそのもの。みずみずしい音楽性、伸縮自在なテンポ、各楽器のエレガントさはレーグナーか
それ以上のもの。彼は注目したいね。



Don.25.Sep.

昨日からナク ソスのマイナーな作曲家の交響曲を聞いている。Bantockのヘブリーデン交響曲はスコットランドの
情景を扱ったもの。オケ・録音ともに最低。アメリカ作曲家シリーズのHansonの交響曲一番。爽やかな曲で、あの
シベリウスと意識して書いた交響曲。これは彼がローマにレスピーギのもとで作曲を学んでいたときの作品。
Hartyのアイルランド交響曲はアイルランドの主題及び伝説をもとにしたもの。オケはまぁまぁだが、録音がいただけ
ない。尚、Hansonの曲を聴いていたらなぜか突然Bruchの第一番のヴァイオリン協奏曲をききたくなった。





 
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