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"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

 Diary; 日記


「そして、明日も又太陽は昇るでしょう・・・」という歌曲の一節からとった
この項は小生 が日頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。
A.D. 2004 / Heisei 16
August

gustav mahler

son.01.aug.  ようやく夏らしい夏到来。八月です。暑くて結構。でも、「熱中症」になるほ どの暑さではなく、夏であるべきの暑さ。それにしても、遅かった。ようやく一人前の夏を送れそうである。

[本日聞いた音楽]

@コンヴィチュ ニー指揮シュターツカペレ・ベルリーン ヴァーグナー:『さまよえるオランダ人』全曲

Wagner. Der fliegende Holl舅der (Gesamtaufnahme 1962)
(朝九時ぐらいから聞いてしまう。目が覚めたときに、どこかのテー マが鳴り響いていたのだ。八月といえば、泣く子も黙るヴァーグナー。解釈はどことなく、復古的で良い意味での「ドイツ的」。オケの調子や録音も良いとは言 い難いし、スタジオ録音なのでテンションもそれほど高いわけではないが、歌手が凄い。若かりしF.-Dieskauのオランダ人〜生き生きとしています な、Wunderlichの航海士〜朗々とした歌いっぷり、これぞテノール、Schockのエリック 〜Wunderlichとは違った、妙に色気の或る声。ドイツの演歌歌手のようだ、Frickの金権主義のダーラント(確か、Frickは似たような心情 のRoccoも歌っている)である。基本的にインテンポだが、第三幕のフィナーレになって俄然勢いが出てくる。)

@ムック指揮シュ ターツカペレ・ベルリーン ヴァーグナー:前奏曲、序曲集 Naxos


(驚くべきことに、録音は1927-28年でこのクリアーさよ。復 刻の達人、O-Thornの手になるもの。この時代にしては凄く透明であっりしている。メンゲルベルクまでも出さなくとも、この時代には多かれ少なかれ時 代がかった演奏が多いのに、ムックは〜流石に多少のレガート、ポルタメントはあるにせよ〜ひたむきに音楽そのものに対峙している感じ。清潔で非常に好感を 持てた。こういう芸術って意外と末永く残るんじゃないかな?偉大なるかなWagner指揮者よ!)

@クレー指揮 ECO及びベーム指揮VPO モーツァルト:フルート協奏曲、フルートとハープの為の協奏曲 DG

(クレーのどことなく丁寧な指揮に比べると、ベームのは枯れたとい うか、呆けた演奏。まぁ、70年代の録音ですからね。モーツァルト没後200年の記念のCDより)

@リッケンバッ ハー指揮バンベルク響 R.シュトラウス:ピアノ協奏曲集 墺Koch

Klavierkonzerte f・ D.Linke Hand
(これがまぁ、非常に良い録音。デジタルらしくなく最高である。 Kochのデジタル録音は聞いた限りよいのが殆ど。それに、オケやホールの状況も良いのであろう。バンベルク響はやはり昔も今も優れたオケであるし、素晴 らしい指揮者を呼んでいる。現今はどうなのであろうか?)

@ムック他指揮  ヴァーグナー:『パルジファル』抜粋 Naxos


(これもまた素晴らしいO.-Thornの復刻。所持しているもの の中では最古の部類に入る1913年(第一次世界大戦中!)のBPOによるアルフレッド・ヘルツ指揮BPOのもの。面白いのがタイミング。他のトラックに よるムック指揮シュターツカペレ・ベルリーンのが極遅15:55に対し、14:37.しかし。物事は単なる物理的な遅さではく、ヘルツのは妙に重ったる い。クナッパーツブッシュの前のパルジファル指揮者は他でもないこのムック。遅いのは遅いが、上記の通りKnaのように透明感あふれながらも深み及び呼吸 の合わせ方がデリケートで窮屈さを感じさせないのが流石である。)
(若かりし、精悍とした顔立ち)

以下に第一幕前奏曲のタイミングの一例を挙げる〜あくまでも参考程度。



1913 ヘルツ指揮BPO 14:37(当CD)
1927 ムック指揮シュターツカペレ・ベルリーン 15:55(当CD)
1951 クナッパーツブッシュ指揮VPO 14:15 Decca
1952 クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭 13:18 (全曲CDより)
1959 ヴァルター指揮コロンビア響 12:51
1961 クレンペラー指揮PO 13:07 EMI
1962 クナッパーツブッシュ指揮ミュンヒェン・フィル 11:42
1962 シューリヒト指揮シュトゥットガルト放送響 12:51
1970 ブーレーズ指揮バイロイト祝祭 10:27 (全曲CDより)
1970esボールト指揮LSO 12:41
1978 ベーム指揮VPO 11:50
1984 グッドオール指揮ウェールズ国立オペラ 13:50 (全曲CDより)

ムックをamazon.deで検索したら意外とWagnerしか録音がない。それでも非常に素晴らしいものだ。尚、前奏曲集のCDでコメントしてあったが (なかなか面白いテクスト)時間の関係で、「ジークフリートのラインへの旅立ち」は割愛せざるを得なかったようだから、いつかNaxosで復刻・復活され ることを期待したい。
mon.02.aug.  疲れていたのか、ムックのParsifalを聞いていたら寝てしまった。つ いでにそのまま朝まで。時間が出来たので朝からオペラ三昧。ききまくった。しかし、睡眠不足なのと暑いので、疲れが出て午睡をしてしまう。



[本日聞いた音楽]

@ロベス・コボス 指揮PO ロッシーニ:『オテロ』 Philips

(まぁ、ロッシーニはこんなもんでしょ。でも、Verdiとの対比 も面白いし、意外と!まじめな「柳の歌」も美しい。オーケストラ及び録音は美しい。)

@ビーブル指揮ブ ルゲンラント響 オッフェンバック:『パリの生活』(ドイツ語版) Artenova

(面白い作品だが、いかんせん録音及び演奏がしょぼい。まぁ、こう いう作品にそういったものを求めるのが場違いか?何はともあれオッフェンバックは面白い、最高)

@クーン指揮 Marchigiana・フィル ペルゴレージ:『愉快な女中』+Stabat Mater ArteNova

(これは素晴らしい。録音はまぁ、それほどでもないが、緊張感にあ ふれ、かつリリックなものだ。それにしてもPergolesiの曲はどれも素晴らしい。彼の代表作がカップリングされているこのCDはそういう意味で C/Pか?)

@マッテス指揮 フィルハモニア・フンガリカ オッフェンバック:『地獄のオルフェウス』(ドイツ語版)EMI

(最高。もうオッフェンバック。有名な「カステラ一番、電話は二 番」の全曲。ただ、ドイツ語版だが、その愉悦・軽妙さ・おどけ・のりのよさ(縦のり!)の魅力は十二分にでている。フランス語版もきいてみたいが・・・)
die.03.aug.  たまには嗜好を変えて、音楽以外の話題を。
 友人のHP上で「えずく/えづく」というのが話題になった。これ、余り使われていないようで、私も実際にどのような意味で使われているかどうか心配だっ たので、新明解国語辞典〜金田一京助せんせ〜のを見た。が、「餌付く」しかのっておらん。しょうがないので、ちらちら他の語句をてきとーに見てみた。が、 こりゃ、面白いですな。優しそうな顔していつもにこにこ言いながら解説をしていた金田一せんせ〜を思い出すが、まさに彼の顔からユーモアが出てきたよう な、「私的」辞典のようだ。

 例えば、
 「エスケープ」 嫌いな学科の授業の時、教室から抜け出してサボること。
 「越冬」 (例として)「−資金」
 「越年」 (例として)「−資金」 [「おつねん」は老人語]
 「経木」 数え方 一枚
 「御嬢様」 [=苦労を知らずに育った女の人]
 「オーボエ」 高音の木管楽器。舌が二枚有り、チャルメラに似た音を出す。
 「何を」 相手に負けていられないぞ、とまともに張りあおうとする気持ちを表す。[強調形は「何をっ」]
 「生爪」 人の爪のうちで、指に密着していてみだりに切ってはいけない部分。

 もう、うぷぷである。こんなに面白い辞書はそんじょそこらにはありませんなぁ。嬉しいくらいのおせっかいだ。
 

[本日聞いた音楽]

@ガヴァツェーニ 指揮フィレンツェ五月音楽祭管 ポンキエッルリ:La Gioconda Decca

(他の初期のDeccaの録音と同様、奥の方でなっているへぼい録 音。かなり長い間聞くのを躊躇っていた〜四年間ほど聞いていなかった〜のも無理はない。しかも、高音が異様にきんきんしていて耳が疲れる。歌手の音はちゃ んと拾っているが、オケが音色がどのオケも同じように聞こえる。1957年だからしょうがないとはいえ、聞きにくいったっらあらりゃしない)

@スィートナー指揮シュターツカペレ・ベルリーン イタリア・フランスオペラ合唱曲 BerlinClassics

(まだ、ジャケットにETERNAの文字がでかでかと張ってあった 時代。収録時間は50分も入っていないし、ジャケット表面がな〜んかへぼいつくり。でも、このオケと一時代を作ったSuitnerの手腕はこういった非ド イツものでも如何なく発揮されている。)

fre.06.aug.  暑いねぇ。でも、これが正解。そいうえば、昨夏はお墓参りばかりしていた なぁ。
 

[本日聞いた音楽]

Ludwig Suthaus

@コンヴィチュ ニー指揮GOL ヴァーグナー:『トリスタンとイゾルデ』より 独Archipel

Wagner: Tristan und Isolde (The Legendary Recording) [UK-Import]
(昨日のL.Ludwig指揮による『タンホイザー』に引き続きこ れも、Ludiwg Suthausによるタイトルロール。予定では、我が家でのバイロイト音楽祭はベームのRing、カイルベルトの一連のWagner録音、バイロイト祝祭 でのライブ録音と行く予定。)
(で、このCDはまずもって録音が不安定である。オリジナルはPreiserからCDが出たが、Archipelはそこからの引き回しか?トリスタンの録 音は意外と所持しているんだが、いかんせんモノーラルのものばかりで、少々聞く気が起こらない。一番手っ取り早いのがやはりベーム+バイロイトのもの。モ ノーラルで一番気に入っているのがヘーガー+ベルリーンの戦中録音。コンヴィチュニーのWagner録音はEMIの『タンホイザー』、Edelの『オラン ダ人』がごつごつしていて良かったが、この演奏はGOLのもので、本拠地での録音。GOLのオペラ商業録音は意外と少なくて、Masurの『フィデリオ』 くらいしか直ぐには思いつかない。他にあったかな?ノイマンの『オルフェウス』があったか。
閑話休題終わり。第一幕が始まると結構煽る。やはりオペラ、Wagnerはこうでなければならぬ。尚、SuthausはEMIのフルトヴェングラー盤でも 歌っている。綜合的に第一幕が緊張感溢れたマッチョな出来だった。第二幕、第三幕は普通(良い意味で)、録音の引っ込み具合が残念。歌手はやはりトリスタ ンのズートハウス及びマルケ王のフリックが双璧か。イゾルデのボイマーは役不足、声量不足だった。)
sam.07.aug.  昨日は友人たちと中華へ。久しぶりだったが安く美味しい。広東風味。中華は 何でも旨い。
 
[本日購入したCD]
(買う予定になかったのだが、欲しいCDを安く発見してしまうとどうしても食指が伸びる)

(なおこのジャケットはAngelでイギリスのEMI、今回かったのはドイツものでHisMasterVoiceのマークが貼ってある。)
@ボールト・ヴァンデルノート・クレンペラー指揮PO ルートヴィ ヒ:マーラー歌曲集 EMI 4.99E


@コルボ指揮グルベンキアン財団管 ヴェルディ・プッチーニ・プーランク〜ミサ曲集 Virgin 9.99E


@Erzleben指揮新ベルリン室内管 ボッケリーニ:交響曲集 Capriccio 4.99E


[本日聞いた音楽]

@ベーム指揮バイ ロイト祝祭管 ヴァーグナー:『ラインの黄金』 Philips

(ベームの緊張感横溢でマッチョでやや贅肉を落としすぎた演奏だ が、優秀すぎる録音ともども素晴らしいに尽きる。歌手も当時の最高の人を集め、まさに一騎当千。天晴れでござる。)
sam.08.aug.  暑いっすねぇ。部屋に暑さが蔓延して、外に逃げませんがな。意外と体調は良 く、早寝早起き。快調です。昨日は第八回ベルリン国際ビール祭に出席(ってなほどではないが)、参加。色々と呑みましたな。暑いし、人が多いので疲れたの でさほど呑んでいないし酔わなかった。残念?
 

[本日聞いた音楽]

@コルボ指揮リス ボン・グルベンキアン財団管 プッチーニ:『グローリア・ミサ』

(これプッチーニ20代の時の作品だが、こりゃ素晴らしく美しい。 流れるような叙情性とヴェルディほどではないが適度なダイナミック。これは「隠れた傑作」だ。)
他には昨日購入したボッケリーニの交響曲、上記のカップリングのヴェルディの『レクイエム』、カイルベルトのグノー:『ファウスト』より第二部、フランス EMIのBOXの『Ringへの招待』より第1CDなどなど)
mon.09.aug.  日本では59回目の「長崎」である。
 昨日は最終日のビール祭に行く。今回は二時間という制限時間ながら意外と色々とのめたきがするが、結構きつかったかも。

 昨日、試験勉強の一環で以下の本を読む。楠木誠一郎著『石原莞爾ー「満州国」建国を演出した陸軍参謀』 PHP文庫
(それなりの文献を調べているものの、小説タッチ〜しかもべたで下手糞な、ので終わるのに時間がかかった。)

 

[本日聞いた音楽]

@Hartemann 指揮 グノー:『チェチェリーア・ミサ』他 EMI

(面白いですな。正直言って録音や演奏は酷いが〜アマチュア並み、 曲の面白さは良く分かる。曲想はフランクのこってりをやや見通しよくしたかんじで、フランスのエレガントさを加えながらも重厚かつ「ドイツ的な」宗教曲で ある。
(その他には独EMIのRaritatenシリーズよりシューヒターのオッフェンバック:『ホフマン物語』ドイツ語版抜粋〜ボーナスのシューヒター指揮 オッフェンバックの序曲集がどすこいしている、シェルヒェン他指揮ヴィーン国立歌劇場管による破竹のオッフェンバックとスッペの序曲集、北欧のセルの異名 をとるファイエルシュタート指揮ロンドン響、ロンドン・フィルによるグリーグの『ペールギュント』とカーゾンとのピアノ協奏曲、クレンペラー指揮POによ るヴァーグナー:『ヴァルキューレ』第一幕〜件のRingへの招待の一枚、約四年ぶりに聞いたオッフェンバックの『ゲロシュテン大公妃殿下』ドイツ語版、 夏は涼しい音楽、ということでクリュイタンスのラヴェル。)
die.10.aug.  暑い中買い物へ。図書館で本を借りてから早速本腰を入れてOutlet屋 へ。
 
[本日購入したCD]
@ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管 シューマン:交響曲全集  ArteNova 7.99E


@Sasson+Foster指揮モンテカルロ・フィル Dubach パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集 ブリリアント・クラシックス 4.99E


(先月に引き続き怒涛のWalhallシリーズ)
@フリッチャイ指揮RIAS管 ドニゼッティ:『ルチア』ドイツ語版全曲 Walhall 3.99E
@シューヒター指揮NDR放送響 マルシュナー:『ハンス・ハイリング』全曲 Walhall 3.99E


@シューヒター指揮NDR放送響 チャイコフスキー:『エフゲニー・オネーギン』ドイツ語版全曲
 Walhall 3.99E


@ゲーリヒ指揮シュトゥットガルト帝國放送響 J.シュトラウス:『こうもり』全曲 Walhall 3.99E


@シューヒター指揮NDR放送響 プッチーニ:『トスカ』ドイツ語版全曲 Walhall 3.99E

@R.クラウス指揮バイエルン放送響 プッチーニ:『トスカ』ドイツ語版全曲 Walhall 3.99E


@ショルティ指揮バイエルン放送響 ヴェルディ:『椿姫』ドイツ語版全曲 Walhall 3.99E


@カラヤン指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『ラインの黄金』全曲 Walhall 3.99E

@カイルベルト指揮WDRケルン放送響 コルネリウス:『バグダッドの理髪師』 Gebhardt 3.99E


@シュタイナー指揮ベルリン帝国放送響 モーツァルト:『後宮からの逃走』 Gebhardt 3.99E


@シュレーダー指揮ヘッセン放送響 ヴェルディ:『シチリアの夕べの祈り』ドイツ語版全曲2.99E
 (えさ箱で発見)


[本日聞いた音楽]

@Sasson+ Foster指揮モンテカルロ・フィル Dubach パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 ブリリアント

(先日ラジオで聞いた〜Muti指揮VPO、クレーメル〜の第四番 がなかなかに良かったので購入。ただ、全曲同じ調子なのは、ブルッフと同じか?それでも、流れるようなメロディーにはうっとりしますな。)
(その他史上一回目の録音であるシュタイナー指揮の『後宮からの逃走』、ジンマンの勢いがあり、さっぱりしていて、隠し味があるシューマン。)
don.12.aug.  ただ今読んでいる、『ドキュメント昭和史 5敗戦前後』平凡社より

 覚書ー対日戦計画の提案(昭和20年7月2日) ヘンリー・L・スチムソン
 「(略)日本は過去一世紀の間に先例のないほど短期間に、西洋文明の複雑な技術ばかりでなく、かなりの程度にその文化と政治的及び社会的理念を吸収でき たきわめて理解力の高い国民を持っていることを示したのである。六十年ないし七十年の短期間中の日本のあらゆる点における進歩ー数世紀にわたる孤立的な封 建制度から世界の六ないし七大国の一つの地位にいたるまでの長足の進歩は、史上における国家的発展の最も驚嘆すべき偉業の一つであった。日本はただ強力な 陸海軍を建設したばかりではなかった。日本は公正かつ効率のよい国家財政と、われわれ自身の誇りである科学の多くの部門においても敬意を払うに足る地位を 築きあげた。(略)」
 

[本日聞いた音楽]

@クライナート指 揮ベルリン放送響 ブラームス:二重協奏曲、シューマン:交響曲第三番

(ジンマンを聞いた耳にはこういったものは古めかしいものかもしれ ないが、スケールの大きくて、ややドライで縦の線をあわせるやりかた、こういったものが私が好きなもので、この演奏は最たるものであろう。)
(それ以外にはEMIのRingへの招待より第4CD、シューヒター指揮NDRによる『トスカ』ドイツ語版など。)


(結局一ヶ月ほど聞かずじまいであった、図書館から借りてきたものを聞かないと。ヤルヴィ指揮シカゴ響による、Chandos録音でフランツ・シュミット の交響曲第三番イ長調。カップリングはヒンデミットの管弦楽のための協奏曲。どちらも、ダイナミックでシカゴパワーが炸裂するが、なんとなく、「客演です よ」という感が否めない。どちらも初耳だが、ヒンデミットのようなものをこういったゴージャスオケがやると本当に最高だ。しかも、本家?のバルトークより も(私の耳には)少しも難解ではなく聞こえるのはありがたい。シュミットの方は妙に分かりにくいブルックナーとでもいったところか?この分かりにくさこそ が、「シュミットがブルックナーではない」もしくは「ブルックナーと同格ではない」といった証左であろう。なお、CD自体は廃盤。やっぱりというか、少々 意外な作風のベックリンがジャケット。)


(お次、相変わらずマイナーな曲が大好きな同じくヤルヴィ、でSteinbergの交響曲第一番ロ長調。DGの録音で、世界初録音だとか。オケは長年の イェーテボルク響。これはなかなかの傑作だ。リトアニアの作曲家=ヤルヴィの故郷?で、R.-Korsakovの弟子。曲自体はグラズノフに献呈。しかも 嬉しいことにロシアロシアしていない。かなりのダイナミズムがあり、時代遅れのメンデルスゾーンというか、結構格好いい。残念ながら他に競合盤はないはず だし、このCD自体が既に廃盤の憂き目に。因みにヤルヴィは交響曲第二番も録音しているが、これも是非きいてみたい。こりゃ、いっちょCDRにCopyし ようかな。両方のCDのジャケットのセンスがなかなか宜しい。曲の形容が難しいので聴いてみるしかないな。しかし、聞けば一発で気に入るのは請け合い。 カップリングは交響的前奏曲、(R.-Korsakovに献呈)、と劇的幻想曲。)

(はい、お次。アッターベリAtterbergのピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲。オケはGävle Symphony Orchestraで指揮者はB.Thommy Anderssonというひと。レーベルがSTERLINGというところ。で一聴、録音が酷すぎる。1999年でこれはナクソス以下。レンジはせまいし、 高音のみ強調されているわ、奥行きはたりないわ・・・。近年稀である。オケもそれに助長する。CDにセットした時点から聴く気が失せてしまった。曲は相変 わらず大河ドラマの音楽している。)
sam.14.aug.  なぜか、最近購入した関係からイタオペを聴く機会がある。本日は Donizetti。同時代の人Belliniと同様初期の頃、彼もまた交響曲(Sinfonia)を書いている。


(スヴェンセン)
  そのほかに、Naxosのスヴェンセンの交響曲について。北欧音楽のスペシャリストのEngestとボーンマス響のコンビで、録音が 20Bitなんとかでなされている。これはなかなか宜しい。曲想がいまいちしょぼいが、第一交響曲の第二楽章はまさしく北欧!ってなかんじで、好感がもて る。第二番もなかなかではないでしょうか?
 ライナーノートに載っていた記事がすこぶる面白い。グリーグがなんといっても、大事な彼のライヴァルで、若い頃にはパガニーニ、クロイツァーの作品をア レンジ。ヴァイオリニスト兼作曲家のブルに会い、ご推奨をもらう。1863年には当時の代表的なヨーロッパの音大である、ライプツィヒに留学。そこで、 ヴァイオリンをフェルディナント・ダヴィット、シュポーアの弟子であるモーリッツ・ハウプトマン、エルンスト・フリードリヒ・リヒター(トーマスカントー ルに後就任)、ピアニスト兼作曲家のカール・ライネッケに学ぶ。その後、コペンハーゲンでガーデ(この人はメンデルスゾーンの後のGOLの指揮者)、パリ ではグリーグが彼のために書いたヴァイオリンソナタをサン・サーンスと共演。ヴァイマールではリスト及びタウジヒに会い、音楽家のメンバーと彼の八重奏曲 をヴァイオリン、ダヴィット、ヘルメスベルガー、チェロのグリュッツマッハーと演奏。更に、1872年にはバイロイトでヴァーグナー指揮によるベートー ヴェンの『第九』を聴く機会をもつ。彼の妻はユダヤ人だったそうで、その結婚は不幸なものであったそうな。グリーグの妻を長いこと信頼していたので、嫉妬 のせいで?スヴェンセンの妻が夫の完成された第三交響曲の自筆稿を廃棄したと言われている。〜しょーもねぇ、悪妻じゃ。尚、後に離婚したそうな。そりゃ、 もっともだ。
 因みに、同じナクソスで本日聞いたダルベールのピアノ協奏曲の解説書もなかなか面白い。 

[本日聞いた音楽]

@シューヒター指 揮ベルリン響 ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』ドイツ語抜粋 独EMI

(先日購入したフリッチャイ指揮のドイツ語版全曲をきこうとおもっ たら、この抜粋版も長いこと聞いていないので、その予習にとでも聴いてみた。相変わらず底辺からしっかり押し上げるシューヒターの指揮振りはたとえイタリ アオペラの最右翼のこの曲でも間違いはない。軍隊調かもしれないが、ずんちゃっちゃのイタリアの典型ではなくて、これはこれで面白い。歌手は凄いの一言。 脇役のフリックやショックが良いが、このところ『トスカ』でよくきくメッテルニヒが深い味わいを聞かせてくれる。ケートの題名役はいまいち好きになれな い。)
(上にも書いたとおり、ドニゼッティとベッリーニの初期のシンフォニアをきいてみたが、これもなかなか面白い。ただ、ロッシーニの域をさほど超えていない のが残念だが、なんとまぁ素晴らしいイタリア・カンタービレよ。その他には、これまたナクソスで、ショーソンの交響曲、ダルベールのピアノ協奏曲、ヨッフ ム指揮バンベルク響他で素晴らしいR.シュトラウスの管弦楽曲集、シャイー指揮ベルリン放送響でお気に入りのマーラーの歌曲集など。)
mon.16.aug.  この時期になると色々なことを考えさせますな。
 最近読んだ本で面白いのをいくつか・・・。

 御前会議での際の昭和天皇の発言。
 天皇「日米に事起これば、陸軍としてはどれくらいの期間に片付ける確信があるか?」
 杉山元(陸軍参謀本部総長)「南方方面だけは三ヶ月で片付けられるものであります」
 天皇「汝は支那事変勃発当時の陸相であるが、当時、事変は一ヶ月くらいで片付く、と申したことを記憶している。然るに四ヵ年の永きに亙って、未だに片付 かぬではないか」
 杉山「支那は奥地が開けていて、予定通り作戦が出来ませんでした」
 天皇[励声して叱責さる]「支那の奥地が広いと言うなら、太平洋はもっと広いではないか。如何なる確信があって三ヶ月と申すか?」
 杉山[低頭して奉答しえず、永野代わって助け舟ふうの釈明をなす](註:永野修身海軍軍令部総長)
 天皇「統帥部は今日のところ外交に重点を置く趣旨と解するが、その通りか?」
 杉山・永野「その通りであります」

 他日の御前会議での昭和天皇の発言。
 〜その時、天皇が口を切った。「ただ今の原の質問は尤もである。統帥部は何故答えぬのか?」と大声で叱咤し、さらに懐から明治天皇が日露戦争を前に平和 を望んで嘆じた歌「四方の海 みなはらからと思ふ世に など波風のたちさわぐらむ」を記した紙片を取り出して読み上げ、「余は常にこの御製を拝誦して、故 大帝の平和愛好の御精神を紹述せんと努めおるものである」と言い切った。〜

 鈴木貫太郎首相が同盟通信の海外向け英語放送で、ルーズベルト大統領の死にさいし、甚大なる弔意を表明するというメッセージを送った。当時ドイツから亡 命していたトーマス・マンはこのニュースを知って、「呆れるばかり」に驚いたという。
 「あの東方の国には、騎士道精神と人間の品位に対する感覚が、死と偉大性に対する畏敬が、まだ存在するのです。これが(ドイツと)違う点です」


[本日聞いた音楽]

(コープマンのハ イドンのピアノ協奏曲や、ナクソスのコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲、清々しさの中にもダイナミズムがあるミヨーの交響曲集)

fre.20.aug.  今週はまたしても、ドイツ人に対しストレスばかり溜まる一週間であった。金 は「貯まらねど」、ストレスだけ溜まる悲しさよ。

 アテネでのオリンピックは日本が予想外の健闘。既に、11個の金メダルをとったというのは快挙以外のなにものでもないし、いつも暗い話題ばかりの日本関 連のニュースのなかで一際爽快なものばかり。しかし、五輪というのは非常に政治的であり、「国粋的」であり、国威発揚であるので、少々距離感を見るのが宜 しい。そもそも、なんでも純に物事を見るのなんて不可能な世の中なんだから、せめてもの、斜に構えて物事見た方が宜しい。構えすぎるのは精神上よろしくな いのは、私が既に経験済み。
 私にとって、スポーツや五輪なんでのはどうでもよいし、金メダルの数なんか競ってもしょうがない〜どうせ、アメリカか開催国が多いのは既に歴史が証明済 みでしょ〜だから、せめてもの見ていて〜所詮小さいTVだけど〜わくわくする、見ている方も熱くさせる試合を期待しますな。

 本日は、晩に友人と食事の約束をしたんだけれども、その前に時間があったので、ベームの『ヴァルキューレ』第三幕を聴きながらちょろっとTVをつけてオ リンピックをみてみた。どうせ、ドイツのTVだから日本なんかやっていないけれども、たまたまつけたのが、総合女子のフェンシング。ロシア対ドイツ。ま、 旧戦国ですな。で、これがまぁ面白い。スピードといいテクニックといい戦術といい、『ヴァルキューレ』宜しく女戦士の戦いが見ていてはらはらどきどきし た。こういうのは和を尊ぶ大和民族にはあわないでしょう、ウラル民族対ゲルマン民族、という「野蛮な」民族こそが出来るものです。でも、そういうのは関係 せずに面白いものは面白い。柔道や砲丸とは違って、スレンダーな女性のテクニックを見るのはなかなかどうして興奮するのだが、残念ながら美容目的!の為に 彼女たち女戦士たちの試合のご尊顔を拝することが出来ない。別に、ロシアもドイツも肩入れどころか、純個人的には敵対しているので(あほくさ〜)どうでも いいのだが、戦う美女を見るのは国籍は関係ない。TVを漬けた時は既にジューコフ宜しくロシアがドイツを圧倒していて、ひたすら防御に徹しているんだけれ ども、攻撃から身をよけて剣をかわすざまに相手の面や胸をぷすっと〜ちくっ、かな?〜やる戦術・テクニックは、思わずなるほどを感じさせた。勿論制限時間 はあるのだが、一瞬の緊張や攻撃で点がほいほいはいってしまうのはスリルがあって宜しい。思わずTVの前に釘付け。ルールはよくわからないけれども、防御 に徹していても柔道みたいに「教育的指導」がないのは西洋のものだからか?攻撃は最大の防御なり、と誰かが言ったが(誰だ?)、今回の戦略もそれに従った だけ。相手の陣地へいって、点を取るのも面白いけれども、守りに入っていて迎撃して点を加えるのもなかなかいけますね。
 勝利をしたロシア組の女性たちの喜びの笑顔も美しかったけれども、「汚い」ことをせずに、文字通り騎士道精神で取り組む選手たちの健闘は芸に近いものが あって、爽快さを感じた。
 もっとも、その後の中継の女子砲丸投げには吐き気に近い嫌悪感を感じたが・・・。
son.22.aug.  またもオリンピックの話題。
 今日は陸上を多く見る。つけてしまうとどうしても結果も経過も見てしまう。気にならない、というと嘘だが金メダルの数が日本がなんと3位だそうな。1位 は中共、2位はやっぱりアメリカだそうな。開催国のギリシャはそれほど強いわけではない。意外なのはルーマニア、ウクライナ。どうも、共産主義の国がどし どし獲得していくと、ドーピングじゃないの〜、と穿ってしまうが、これらの国は他に取り柄がないからスポーツに国力をかけているいらしい。旧ソ連にはス ポーツ省なるものがあったであろうし、小国でメダルをとれば、国家的英雄なんでしょうね。
 だが、それはそれ。肉体の芸術を披露して闘争する形は、武器を持って流血惨事や戦争よりもはるかにましだし、国家とか主義とか体制とかを超えて、皆で競 う姿はやはり美しいですな。

 閑話休題:日本のインターネットドメインはJPで国際表示はJPN。有名な国の表記は殆ど国旗で認識できるのだけれども、分からないのが結構沢山ある。 SKN、BAR、GHA、などなど

 閑話休題終了:試合が終わった直後に勝者の健闘を称えて皆で握手や、キスをするのもまた一人の「同士」?「闘士」としての共感、スポーツマンシップ的で 宜しい。感涙しているひともあり、思わず目頭がこちらまでも熱くなってしまう。

 それにしても黒人選手の陸上の見事さよ。これぞ体の美芸か?
die.24.aug.  「世界最速の白人」と言われた陸上男子400Mの選手曰く、
「高校時代からこの質問は、もう聞き飽きたよ。白 人とか黒人とか、肌の色は関係ない」。

女子の棒高跳び。大会及び世界新記録をロシアの選手が達成。Jelena Isinbajewaと言う人。なかなか可愛かった。写真がない。残念。
(翌日掲載)

(世界レコードが決まった瞬間。可愛すぎ!)

(22歳だって。凄い筋肉、「肉体」と書くと妖しい響きになるからよす。)

女子400Mでバハマの選手が優勝。表彰時の涙にこちらももらい泣き。

mit.25.aug.  女性の飛び込みは日本勢が出ていないので余り興味がないのだ が、なかなか美景ならぬ美形が見れて宜しい。こういうときに女性は顔の良し悪しで「芸術点」が(私の場合には)決まってしまうのが残念だが・・・。
え〜注目のはイタリアのTania Cagnotto、
なぜか、Berlinのメダルが・・・?(それほど可愛くないかな・・・?)
オーストラリアのLoudy Tourky。146Cm、46Kgだそう。Linkは | こ ちら | 。
ちょっとロリはいっているかな?
don.26.aug.  どこもオリンピックの話題。結構アクアものは人気があるよう で、みんな見ているらしい。今日話題になったのは「乗馬」、これはあんたスポーツじゃないでしょう、ということ。人間じゃなくて、馬が偉いんでしょう? あぁ、あんなことしちゃ動物愛護団体から文句きませんかね。後は、射撃ね。これも、スポーツじゃないでしょ。見ていて面白くないのが、ヨットとか自転車。 格好いいのが陸上の短距離ね。あの肉体美は男性でも格好いいと思う。

今、例の女子飛び込みを見ているのだが、ドイツ人の女解説がなんかむかつく。すなわち
生 理的に受け付けない声
ということで、音声を消してWagnerを聴いていますな。大体そういう女に限ってよく喋るし、その割りにたいしたことをコメントしていない。
どうしても、女性の場合可愛いほうを応援したくなるのが常。中共の選手は流石に巧いのだが、全然愛想が無いし、なにせ「可愛げ」がない。恐るべし共産主 義。
砲丸投げで優勝したハンガリー選手、ドーピングの可能性が。もし失格であれば、日本の室伏が優勝することとなる。他のハンガリーの選手も結構やっているよ うだから、その可能性があるとのこと。

"Hagen was tust du?"
『神々の黄昏』も佳境に入ってきましたよ。
fre.27.aug.  本日はドイツ人と翻訳のお勉強。その前にはかなり久しぶりに ドイツ人に対し「切れ」ました。相変わらず個人の裁量で勝手に自分で法を変換してしまう。一体この国は法治国家なのか、それとも個人主義の国家なのか?こ れが、西洋の「知性」だとすれば、大笑いだ。こういう仕事をするやつは本当に二級人種だ。余りにも不快で腹がたったので今日はそれほど大事なことが出来な かった。

 夜には2001年アメリカ製作の『アンネフランク』の第一部を見る。

 最近は随分と涼しくなったし、段々暗くなるのが早くなったので非常に寂しい。しかも、小雨がしばしば降っている。
mon.30.aug.  寒いでんな。本日は余りの寒さにセーターをば。爺ですな。

 五輪も終わって、あら日本は台風、アメリカは共和党大会。猿の演芸会・お遊戯会。
今回の五輪は突如興味を持ち出して後半戦ながら毎日みておりましたな。一人ひとりの選手はまるで騎士。勿論、反則やドーピングをやる輩はその名に値しない が。感動をくれた一人ひとりにMerciと金メダルを!男子マラソンで不快なものを見てしまったが、観衆や勿論アテネの人たちともども非常に感謝したい。
 昨日は『アンネフランク』関係で友人に借りたDVDで『戦場のピアニスト』を見る。これみよがしな叙情性やら感傷性やら演出がないので逆に好感がもて た。それにしてもあのナチの将校はなんで主人公を助けたのか?彼の出番が後半20分そこそこというのも残念だったが(それこそ監督の意図か?はまった)お いしい役だな、ありゃ。それにしても、ドイツ人ほどナチスの軍服が似合う国民はそうはいないぞな、もし。


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