"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Diary; Tagebuch; Diario; Journal; 日記]


「そして、明日も又太陽は昇るでしょ う・・・」という歌曲の一節からとった
この項は小生が日 頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。


[richard s.]
[A.D. 2008 / Heisei 20 / Kôki 2668]

Juli / July

=> Last modification: [28.07.2008]


thu.03.jul.2008  暑い、暑い。いやー、暑い!毎日30度を越す夏です! ようやく



<今月分のCD> (昨日水曜日購入だが・・・)
Berwald: Symphonies 1-4
@Dausgaard指揮デンマーク王立放送交響楽団 ベルヴァルド:交響曲全集 蘭ブリリアント 4.99E (Chandos音源)

Borodin: Complete Symphonies
@ロジェストヴェンスキー指揮王立ストックホルムフィルハーモニー ボロディン:交響曲全集 蘭ブリリアント 4.99E (Chandos音源)

Martinu: Complete Symphonies
@ヤルヴィ指揮バンベルク響 マルティヌー:交響曲全集 蘭ブリリアント 6.99E (BIS音源)

Magnard:Symphonnies/Malm・  /></a></td>
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@T.ザンデルリンク指揮マルメ交響楽団 マニャール:交響曲全集 蘭ブリリアント 6.99E (BIS音源)

Salieri: Musica Per Harmonie
@Ensemble Italiano di Fiati サリエーリ:管楽の音楽 蘭ブリリアント 2.99E (Tactus音源)

Mozart: Gran Partita - Arrangement for String
@Amati Ensemble+Salzburg Soloists モーツァルト:『グラン・パルティータ』(弦楽編曲版) 蘭ブリリアント 2.99E



<本日聞 いた音楽>
 上記の作品をいくつか
()

son.06.jul.2008  いやー、蒸し暑い。暑い!とのとは違って、これは、体と脳に堪える。まして、昨日より雨模様で、これまた、しんどい。まぁ、日本の雨季・夏よりかはましといえようか?
 昨日は久しぶりに、ホーム・パーティーで、こじんまりとはしていたが、なかなかであった。しかし、やはり疲れた。本日は、何もしたくなかったので、家でごろごろ。親父の心象丸出しだ。



<本日聞 いた音楽>
 ヤルヴィ指揮バンベルク響 マルティヌー:交響曲

(これ、いいですなぁ。マルティヌーって、最初、なんかチェコ風に構えたショスタコかと思ったら、全然違う。良い意味で?ごちゃごちゃしているし、独自性 というか詰め込んだ跡が顕著なハーモニー、カラー、進行など、聞いていて面白い。久々にがつんとくる、[未知の]シンフォニーを堪能させてもらった。フラ ンスで留学、アメリカで滞在、戦火の欧州を避けて、アメリカへ亡命。1940年を中心に作られた大規模な交響曲は、ただ、アメリカの市民向けのー媚びたー ものではなく、ダイナミックなフランス的後期ロマン派のシンフォニストによる作か?
 期待?していたほどチェコ風味がないし、さりとて、アメリカ・アメリカしていないので、一元性というか、統一感がないが、意外性、新鮮味があり、なおか つヤルヴィの緊張感溢れる、激しい音楽作りもここではプラス作用。しかも、オケがあの!渋めのバンベルク響。ところが、これが良い意味で期待を裏切り、渋 さと明るさの融合が、BISのハイクオリティーの音と共に彼のもつ音楽性を十二分に堪能させていただいた。)

 弟ヨッフム指揮 ブルックナー:交響曲第一番、第二番、第三番 仏TAHRA
Comp.symphonies:  E  &  G-l.jochum  /  Concertgebouw,  Rias Berlin.so,  Stuttgart.rs
(な んとまぁ、1996年!発売のもので、確か、池袋のTRで購入したはず。残念ながら現今では余り回顧されない「全集」−弟の録音分ーだが、なにせ、(モ ノーラルとはいえ)弟ヨッフムのブルックナー観、及び演奏、そして、戦前・戦中のアーベントロート、カバスタ、フルトヴェングラーから、兄ヨッフムに連な る、ブルックナー解釈史を垣間見たようでよい企画である。
 戦中の録音、及び戦後の弟の録音・ライブ録音は基本的に、兄のように丹精作り上げたものよりも、後期ロマン派的解釈、というか、縦の線よりも、ダイナミズムを重点に置いたもの。
 兄ヨッフムが時代と共にー勿論、彼独自のあの大爆発も、決してなくなったわけではないーそのスタンスをやや変えていったと違い、弟のは、どちらかというと「マーラー的」なオーケストレーションというか、観点から抉ったようで興味深い。
 しかし、それでも、基本線内には踏みとどまっていて、アダージョにおける、祈るような深み、スケルッツオにおける、毅然とした態度と同時にユーモア感、第四楽章における、スケールの大きさ、はもっと注視しても宜しいと思う。
 テクストには弟の録音は決して少なくないが、元テープが消却されたり、リストアできないようなものが多いとか。
 1944年のリンツ・ブルックナー管による第六番、(消滅した)第七番、などなど(他の指揮者も含む)合計97録音があったようだ。そのうち、残っているのが7つほどで、しかも、内容が、シュポーアとか、フランクとか、正直同でもいいようなものなのが残念。
 1、2、9は戦後の放送局に保管されたいたもので、これはライブで、しかも、録音が良い。戦後彼が客演・首席だったRIASとか、バンベルクとかの録音は(確かアメリカのレミントンとかUraniaが録音したはず)、CD化されないのであろうか?残念至極。

 何れにせよ、蒸し暑い夏の夜には最適な音楽・解釈であった。)
thu.10.jul.2008  七月とはいえ、雨季の様相。なんとも、珍妙な気候変動である。これをわざわざ、「環境破壊」とあ安易に評しはしないが・・・。
 最近は、日本語、ドイツ語、英語を「フル活用」して、リサーチリサーチ。それにしても・・・、いや愚痴は言うまい。



<本日聞 いた音楽>
 バルビローリ指揮ハレ管 シューベルト:交響曲第八番(第九番) 英Dutton
Sinfonie 9 the Great/+
(バルビローリ第一回目?の録音。英EMIへの録音だとかで、板起し。それにしてもである。オケの精度、録音の緻密さを度外視して、なんという叙情であろうか!歌う歌う。
 メンゲルベルクのそれが、全て計算して創り出された「ロマンティシズム」なのに比して、我らがサー・ジョンのそれは、こころ目一杯ロマンで溢れ、シュー ベルトの「演歌性」を思いの丈歌い出し切っている。二枚目のブラームス第三も同様の、私にとっては大好きな傾向の演奏。)

 ヨッフム指揮BPO ブルックナー:『テ・デウム』他 独DG
ブルックナー/宗教曲集 オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団The Originals - Bruckner (Geistliche Chormusik)
(ブ ルックナーの名解釈者、オーソリティーである、ヨッフムによるブルックナーの宗教曲。静的なものより動的なブルックナーの「宗教曲」を具現してるかな。ご 大層に、殆ど全てのミサ曲、宗教曲を都合4枚、最近のオリジナル・シリーズCDでは3枚録音している。昔のCD、P1987?の為に、録音クオリティーが 低く、音が分散傾向にあるため、またDGにしては金管が五月蝿く、このBOXでは少々難癖をつけたくなるが、演奏自体は緊張感溢れるもので、ブルックナー 乃至はヨッフムの良さの一面を出している。願わくば、リマスターされたものを聞きたいのであるが・・・。)
son.27.jul.2008  暑い!ようやく、ようやく、夏到来。しかも、金曜日から急激にー約20度くらいー暑くなり、日差しも強いし、まさに、待望の夏、といった趣。

 昨日は久しぶりに、ピッツァを食す。ぴん、と勘で決めた、「若者街」の途中で、パン生地とソースがおいしそうだったので。パスタはやや?そうなかんじ だったし、大好きな「海の幸パスタ」がなかったので、ピッツァ・ミスタを頼む。ハム、ベーコン、ペペロニがやはり質が高かったし、生地、チーズも合格点。



<本日聞 いた音楽>
 ベーム、モラルト、ホルライザー指揮VPO della Casaの歌うR.シュトラウス 英Decca
4 Letzte Lieder / Arabella4 Letzte Lieder / Arabella
(R.シュトラウスの名歌手である、della Casaの美味しいところをピックアップした好企画のCD。以前は、右のものを所有していたが、デジマスしたものを再購入。
 閑話休題:ベームは一般的に「良い」R.シュトラウス解釈者としているが、正直言って全体的にむらがある。個人的には、彼の『サロメ』、『エレクト ラ』、『影のない女』、『ダフネ』、『死と変容』は高く買うが、他のはどうにも、色気というか、面白み、ふくよかさがなくて、ダメだ。
 上記の好印象のものも、そうで、曲の素晴らしい解釈以上のものはなく、他の指揮者のような、「エキセントリックなもの」、「チャーミングなもの」、「エ レガント」、「優雅さ」、「高貴さ」などは殆ど無い。良い解釈というのは、その他に、「曲の持つ面白み」を自分なりに表現するもの、と思っているが、ベー ムは大概において、こういったものを持ち合わせていない。
 このCDでいうと(曲順が違う=初演どおり)、『四つの最後の歌』がベーム担当なのだが、かなり粗く、粗雑に扱っている。殆どやっつけ仕事というか、自分の心に沁みていない曲をいやいやこなしてるかんじ。
 ベームと比較して、「商業的に」有名ではないが、ベームより実力が拮抗、ないしは上である、モラルト(R.シュトラウスの甥)、我らがホルライザーがそれぞれ、実に良い仕事をしている。
 モラルトのは『アラベラ』の二曲しか収められてはいないが、実に重心が低く(重過ぎない)、それでいて、よく流れる(テンポは普通?)。また、VPOの良い面をよく出している。
 もう一方の雄、ホルライザーは、透明かつ、拡がりのあるもので、かつじっくり丁寧である。まったくもって良いカペルマイスターの典型。


 アッカーマン、マタチッチ指揮PO シュヴァルツコップの歌うR.シュトラウス 英EMI
Schwarzkopf Singt R.Strauss4 Letzte Lieder / Arabella4 Letzten Lieder/Capriccio/+
(こ れは、モノーラルでは良い録音をしていたEMIの優れた仕事。上記Deccaとそれほど録音時期がかわらないが、EMIのそれはPhilips同様少々泥 臭いが、オケの全体像をよく掴んでいるし、オケと歌手のバランスも悪くない。また、各楽器の分離も良いし、一年の差で録音された『アラベラ』抜粋の方が更 に、透明感ー一種の「草原感」?ーが味わえる。
 シュヴァルツコップの歌い方は知に傾斜過ぎている感じがあり、巧いのはわかるのだが、上記della Casaと比較して、それほどぐっとこない。
 伴奏のアッカーマン、マタチッチ、それぞれ実に良い仕事をしている。


 ベーム指揮バイエルン放送響 R.シュトラウス:『カプリッチョ』 独DG
Strauss: Capriccio (Gesamtaufnahme) (Aufnahme 1971)
(数 日前に聞いた、初演指揮者で台本までやっているクラウスの同オケのを聞いて、その素晴らしさを再度発見したので、比較の上でこれを聞く。オケはバイエル ン!歌手も錚々たる面子。録音も最高。だが、ベームの指揮は、悪くは無いが、標準のもので、上記の如く、曲のもつ面白みを殆ど出していない。それゆえ、ク ラウスのものを聞いて、この難解なオペラの面白さが分かったわけだが・・・。尚、ザヴァリッシュのものも優れた仕事である。

比較盤:
Strauss: Capriccio [UK-Import]Strauss, Richard - Capriccio / Schwarzkopf キ W臘hter キ Fischer-Dieskau キ Gedda キ Hotter キ Ludwig キ Philharmonia Orchestra キ Sawallisch


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