don.01.jun. |
いつ
の間にか、っていうか別に不在の間冬眠していたわけではないのだが、暦は六月へ。が、しかし、寒い。本日はコート着用だったし、屋内での暖房も結局切って
いない。相変わらず、皆さん、風邪気味、鼻水、咳音が方々で聞こえるし、寒いと直ぐにドイツ人は不機嫌になる。
関係ないが、本日のスパムメール、34!件であった。凄すぎ。韓国人がアタックしてきたのかもしれない。
<本日聞いた音楽>
レーグナー録音集大成 ベルリン放送響他 独edel

(最近彼の音楽が聞きたくなったので、
疲れた後によくBGM代わりに流している。いつも思うのだが、彼は他のドイツの若しくはドイツ系の指揮者とその芸風が全く異なっているということだ。ドイ
ツ人、しかも東ドイツ指揮者で東ドイツのオケをふってあれほどまでにエレガントで、シックで、真綿のような柔らかさを兼備している音楽家はなかなかにして
いない。
特に、非ドイツ物をやるとその彼の特徴が顕著に出ており、しかし、それはフランスやイタリアやロシア出身の指揮者がやるようなもの、それとは違うのだ。
この中で顕著に彼の感性を感じたのが、ビゼー、チャイコフスキー、ラヴェル、ヤナーチェクであった。だからといって、「本家」ドイツものを疎かにしない
ところが、彼の彼たる所以である。天晴れなり。)
ケンペ指揮BPO ドヴォルジャーク:交響曲第九番 蘭?Disky
 
[右はTestamentの一連のシリーズのものより]
(昨晩、珍しくこの超有名曲を翌日聞こ
うと思ったので、早速聴いていなかったケンペのそれを取り出す。いや、吃驚。録音は1958年で、ケンペもまだまだ若い盛りだったのだが、後年の完成度の
高い演奏を心がけているかのように、丁寧で歌心があり、やや土俗的とでも言える臭味というのも感じた。BPOのレヴェルはぎらぎらしておらず、良い意味で
のドイツのオケという感じだし、後年のような嫌味というのがなく、ちゃんと指揮者についていっている。録音は言わずもがなで、腰が弱いし、明瞭さを欠く。
ま、何時ものことなのだが。久々に音楽を感じた、『新世界より』であった。他のは大体「運動会」なので。)
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fre.02.jun.
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なん
か、昨日から、肩の骨が痛い。一体なんなんだろうか?整体にでも行きたい気分だ。
<本日購入したCD:今月分>

@Botstein指揮LPO ブルックナー:交響曲第五番 [シャルク!版] Telarc 4.99E

@シュタイン指揮VPO グルダ ベートーヴェン:ピアノソナタ全集、ピアノ協奏曲全集 Decca 19.99E

@ベーム指揮バイエルン国立管 R.シュトラウス:『エレクトラ』 独Walhall 3.99E

@カンテルッリ指揮ミラノ・スカラ座管 モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』 独Walhall 3.99E

@ミトロプーロス指揮MET プッチーニ:『トスカ』 独Andromeda 3.99E

@ヴァルベルク指揮ケルン・ギュルツェニヒ管 フンパーディンク:『ヘンゼルとグレーテル』 独EMI 9.99E

@シュタイン指揮ベルリン響 ビゼー:『カルメン』(ドイツ語版全曲) 独EMI 9.99E
 
@バレンボイム指揮パリ管 マイヤー マーラー、ヴァーグナー、ヴォルフ管弦楽伴奏つき歌曲集 独Warner 4.99E
 
@
ナガノ指揮ハレ管 ヘンシェル マーラー:歌曲集 独Warner 4.99E
<本日聞いた音楽>
Botstein指揮LPO ブルックナー:交響曲第五番 [シャルク版]
(世にも不思議な、いや奇妙な改竄版の
シャルク版によるもの。こりゃ、殆どマーラーとヴァーグナーの衣を無理やりに着せられて、ダイエットを敢行しているかのようだ。特に普段ならば、カタルシ
スを感じる第四楽章のダブル・フーガではどりふの爆笑編になった。今の学術的見地、更には真摯なブルックナーファンにはとても耐えられない代物であるに違
いないのだが、作曲家!シャルクのアレンジを冷静になって聞いて見ると案外うけるかも。因みにKnaのDeccaのVPOとのやつもシャルク版である。)
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son.11.jun. |
サッ
カーサッカーで殆ど音楽聴いておらず。しかも、土曜日・日曜日にあった大事なコンサート(ロットの交響曲!、ヴァイグレ指揮BSO)をすっかり忘れてし
まってげんなり。
日記の更新もままならないし、一体なにをやっているんだ。サッカー開幕のせいか、いいや、天の力のなせる業か、開幕と同時に天候が真夏モード!やった
ぜ。こうじゃなければお話にならないよ。既に6月だっしね。絶好のサッカー日和、いや、サッカー観戦日和。本当は絶好のプール日和としたいところなのだ
が、サッカーが私を虜にしてしまったので、といういいわけで。
<本日聞いた音楽>
ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレースデン ブランク:交響曲 独
edel

[私のは違うジャケットなのだ
が・・・]
(暑いときには、重たい曲をむっさい演奏で。というわけではないのだが、現状を考えればM的趣味の選曲。シベリウスとかフォーレとか聞けばいいのに。ベル
ギー!出身の作曲家のドイツ的方向傾向を出した演奏かな。ザンデルリンクが指揮すれば、この曲もなんというか、チャイコフスキーやらラフマニノフの交響曲
みたいに聞こえるから不思議。スラブ的というか、民族的というか、ある意味面白い出来あがりになっている。)
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mon.19.jun. |
サッ
カー!殆どの試合をTVで見ております。昨日は、PV(Public
Violinceじゃない)ちゅうことで、日本人の「盟友」共に大型モニターがあるSony-Centerへ繰り出した。
応援の甲斐もなく、引き分け。ま、日本チームはあんなもんなのかな。その後も、場所を移動して、屋外バーみたいなところで、ブラジルVSオーストラリア
戦も観戦。ブラジル応援しておりました。やっぱり、日本とは格が違いますな。あんな相手と木曜日に対戦っすか?
最近はまっているのはグルダのベートーヴェン。特に、『ハンマークラヴィーア』の第四楽章!凄まじい。ピアノはバックハウスと同じく、ベーゼンドル
ファーのインペリアルを使っているはず。でも、雰囲気が全くといってよいほど異なっている。グルダのは少々右手、即ち高音がきんきんしているのだが、その
完全無欠なるテクニックにはほとほと感心。
<本日聞いた音楽>
シュタイン指揮バンベルク響 R.シュトラウス:『アルプス交響曲』 独
BMG

(数種類ほどある「わたしのアルプス交
響曲」の一枚で、其の中でもデ・ワールト、アシュケナージとともに大好きな演奏。渋いバンベルク響をなかなか「ゴージャスに豪快に」捌いている。シュタイ
ンは典型的なドイツ指揮者の性格プラスとダイナミズムと押し出しの強さを持っている指揮者だ。)
ラインハルト・ペータース指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管 ロッシーニ:
『セヴィリアの理髪師』ドイツ語版抜粋 独DG

(なんともいえない、しみじみ系の演
奏。ペータースはそれほど録音が無いが、なかなかの芸達者ぶり。歌手では、Rita StreichとIvan Sardiが良いかな?あと、Kim
Borgも。)
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