"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Tagebuch/Diary/ 日記]


Richard Wagner

「そして、明日も又太陽は昇るでしょう・・・」という歌曲の一節からとった

この項は小生が日頃何を聴き、何 を考えているかを記す場所です。



 
 


2003
Juni
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Introduktion und Fuge: Adagio non troppo

一ヶ月あっという間でした。ようやく新居にも慣れて、そういえば約一ヶ月この家に住んだことになりますなぁ。
季節も未だに朝晩涼しいものの、大分というかかなり暑くなってきました。日中30度くらいになるときもしばしば。
ありがたいことに旧宅とは違ってこの部屋は非常に涼しい。短いドイツの夏は良いのだが、永久凍土とはいわない
までも長い・永い冬の時は如何に過ごせばよいのか未だに見当がつきません。日当たりは最高。お洗濯ものも
裏庭に面しているので干せるし、太陽光線を浴びるのは殺菌もされてよいことでしょう。五月はそんなかんなで
色々と入用があったのでかなりの出費。しかも、1Euro=137JPY以上だし、かなり焦りますな。

新居では必要なので新しくIKEAで本棚(私の場合はCD棚)ひとつ、洋服たて、そして新品の洗濯機を購入。今、
元気に動いています。CDも相変わらずかってしまって特にバッハの『マタイ受難曲』はクレンペラー、ヘルヴェッヘ、
ラミンと買っちゃったし、予習のためにハイドンの『四季』のスコアも購入。

先週の金曜日には十数年ぶりにビリヤードをする。親友が好きなので私も試しに、久しぶりにやったのだが、最初
はぜんぜんだめだったが、彼のアドヴァイスのお陰で上達しましたね。最初は連敗だったが、最後のほうは三連勝!
これは他のスポーツと一緒だが、体力ではなく精神力・集中力が必要。未だに左肩がこっています。ただでさえ肩こ
りなのに。またしたいですな。

ドイツも依然経済が不安定、不透明、低下の一歩。Euro高だし、政権もやばい。日本はどうでもよいが、もそっと
円高じゃないと困るし、なにせ親が困る。

また暑くなると体調が低下するのは目に見えているので、お散歩でもしましょう。最近は本当にお散歩日和。少し
なら太陽光線を浴びるのは良いですな。先週は髭も剃ったし、髪の毛も切ったし、すっかり爽やかサマー・モードで
ごんす。性格は突然には爽やか・リフレッシュ・モードには変換不可能だが・・・。音楽はやはりこの季節からは北欧
ものをきくとしましょうか。シベリウス、ニールセン、グリーグなどなど。まぁ、この部屋なら盛夏でもブルックナーも
聞けるし、ヴァーグナーもOK。ただ、旧宅とは違って静かな環境なので大音量で聞けないのが不満。こりゃ、そろ
そろヘッドフォンを買わねばならないかな・・・。

ニールセンの管楽五重奏曲をききながら・・・。


Son.01.Jun.

ニールセンの 珍しい合唱曲及び管楽五重奏曲はどちらもやはりニールセンテイスト。Zillig指揮のヴァージョンが
異なる『Rienzi』「全曲」。後半。でも、このCDもろにLPから勝手にCD化したよう。

散歩をした。公園では人が沢山。日光浴とかバドミントンとかサイクリングとか私のように散歩とか。一時間ほどで
かなり疲れました。



Die.03.Jun.

今月のCDお 買い物。(Euroが高いのでひやひやものだが、今回はこれだけにしましょう)


@マーラー:交響曲第二番 クレンペラー指揮フィルハーモニア管 EMI 6.99Euro


@マーラー:交響曲第五番 バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア管 EMI 6.99Euro


@マーラー:交響曲第九番 バルビローリ指揮BPO EMI 6.99Euro


@ブラッヒャー:管弦楽曲集 アシュケナージ指揮ベルリン・ドイツ響 Ondine 9.99Euro


@ヴェルディ:『運命の力』ドイツ語版全曲 S.イッセルシュテット指揮NDR放送響 Line 4.99Euro


@プフィッツナー:『哀れなハインリヒ』全曲 アルトマン指揮バイエルン放送響(ライブ) Line 4.99Euro




残念ながらクレンペラーの『大地の歌』、『魔笛』は売り切れで諦めなければならなかったが、名演と謳われている
バルビローリのマーラーをようやく購入できたのはうれしい。これでEMIに録音されている彼のマーラーは歌曲も
含めて六番ともども集まったことになるが、正規不正規含めてライブで他にも(全曲にはならないにせよ)かなり
あるようだ。解説書も面白く一読の価値あり。



Sam.07.Jun.

今日はやや涼しいもの、それでも「比較的」と言った具合。一昨日は酷かった。みんなへろへろになっていましたね。
私もその一人。昨日は友人の家の近くでなんかしらぬがカーニヴァルがあって行く。出し物が例によってドイツだなぁ
とかんじるほどちゃちく、出店でビールと、中華を食するだけ。今日は個人のペンキ屋さんに旧宅を完全に塗って
もらう。これで文句あるか。来週には旧宅とは決別したい。

今、先日買ったS.=イッセルシュテットの『運命の力』ドイツ語版を聞いているのだが、音が酷すぎる。もわもわぼそ
ぼそしていて、レンジは狭いわ、音は伸びないわ、統一感なく不安定だし、オーケストラと声のバランスが悪すぎる。
一幕きいたら他の変えますわ。先日バルビローリを聞いたので、しばらくぶりに他の彼の録音も取り出す。その名は
『Barbirolli at the Opera』というDuttonからでたもので、録音はCedar2を使用したものでノイズはないが広がりが
余りなく、やや不満である。順不同で『薔薇の騎士』、『ダナーエの愛』!、『魔弾の射手』、『椿姫』、『ローエングリン』、
『フィガロの結婚』、『オイリュアンテ』からの各前奏曲、序曲、組曲をご存知ハレ管とEMIに録音したもの。
バルビローリ協会提供のものであり、解説書も面白い。彼の後年におけるオペラ活動は1969年ローマにおける
『Aida』、EMIに録音した商業録音では『蝶々夫人』、『オテロ』、パーセルの『ディドとアエネス』だけであり、その他は
SP時代に大歌手と録音したアリア集の伴奏だけであるのは非常に残念。このCDに収録されている中では、彼が
実際オペラを指揮したのは、『薔薇の騎士』だけ。特徴はオペラ指揮の典型的なものではなく、オーケストラを中心
にやはりロマン的なものを前面に押し出したもので、いつもの彼。ただし、こてこてではないのはシンフォニーでは
なくオペラのもの、だからであろうか?中では『椿姫』、第一、第三幕への前奏曲における余韻の残し方、引っ張り方
が実に良い。『オイリュアンテ』及び『ローエングリン』における、恥じらい気味ながら控えめなロマンティシズムも
たまらない。


Mon.09.Jun.

土曜日、日曜日とよくわからんが、Partyで、ビールを良く飲む。いや、金曜日にも飲んだか・・・。金曜日に友人から
『Eva映画版』、『千と千尋』、『アメリー』のCDRをかりて見る。パソコンで見なければならないので見にくいし、最大
画面にすると画像鮮度があれてしょうがない。でも、どれも面白かった。

本日はメンゲルベルクのHistoryの中にあるBeethoven7。これも強烈。Hubert Reichertなる指揮によるブルックナー
交響曲第六番。Yahooドイツで指揮者を調べたが、でてこず、同姓同名の建築家しか発見できなかった。彼も通称
「だれやねんこの指揮者」の一人であることは間違いない。先日は余りにも酷くて通して聞けなかった『運命の力』
ドイツ語版全曲だが、殆どBGMで聞いている。これは一回だけ聞いて、日本へ座敷牢盤直行だな。演奏も大した
ことない。指揮者はイッセルシュテットで、ハンブルク放送交響楽団(=NDRのことでしょ)である。



Sam.14.Jun.



最近またまた、RSにはまる。それは・・・『アルプス交響曲』。私のアルプス交響曲は 色々と好みはあるが、やはり
なんといっても、デ・ワールトがミネソタ管を振ったもので、これは解釈、オ ケ、録音ともにベストである。しかも、廉価
盤である。どうしてこのような名演が余り注目されないのかが不思議でしょうがない。
☆☆☆☆☆
カップリング は管楽のためのセレナーデ、Don Juan、Till、そして同傾向の名演である、家庭交響曲である。
今、マゼールのバイエルン放送響とのCDを聴いているが、オケは最高だが、指揮者の解釈が「うさんくさい」。
音楽家がこの曲を理解、把握、共感していないのがすぐわかる。録音はDoblySoundなんちゃら、だが高音がキンキン
して聞きにくい。RSは素直に演奏されるのが一番好きである。

はぁ、聞いていない曲がいっぱいある。CDの上にはいくつかCDがあるのだが、それが結構プレッシャーになってい
るかもな。A.フィッシャーのハイドン全集、ロスバウトのブルックナー第七、ボニーのRS歌曲集、最近かったPfitzner
の『哀れなハインリヒ』、友人から借りたドラティの『四季』、結局元に戻してしまったが、Historyのメンゲルベルク集。

今日はこれから知り合いとドイツ語の手直し、その後は誕生日会二連荘。



Don.26.Jun.

おいおい、ぜんぜん更新していないんとちゃう?
せっかくだから更新しまいましょう。

最近、ドイツ語で宮沢賢治について発表をした。調べていてわかったことだが、彼は知られているようにたんなる
クラシックファンだけではなく、当時かなり高価であったSPの収集、また当時の現代音楽であったものなどを積極的
に聞いていたことがわかった。現存しているのは彼自身が弾いたチェロを含め、SPは10枚ほどだが、その中には
Polydor盤のハンス・プフィッツナー指揮のベートーヴェン交響曲第六番、 Victor盤のアルバート・
コーツ指揮のR.シュトラウスの『ドン・ファン』
がある。彼の作品の中でも賢治はしばしばクラシック音楽を
挿入しており、有名どころでは、『セロ弾きのゴーシュ』に、ベートーヴェンの交響曲第六番、『銀河鉄道の夜』の中
には『新世界』より第二楽章、『メサイア』よりハレルヤ、をしている。

Fischerのハイドンは後ろから始めてようやくCD7が終わったところ。残り後6枚か。同時にTintnerによるブルックナー
も聞いていて、これは頭から。本日は七番を聞く。それほど悪くはない、といった感想。ただ、アンプの調整は必要
だが・・・。大学の行き帰りで昨日、ガーディナー指揮NDRのマーラーの『リュッケルト歌曲』を聞く。オッターの透明な
歌唱にしばしうっとりする。本日、CDでマゼールVPO、バルツァのを聞きなおす。これには深く感銘。CDでは他に
Baker+Barbirolliのがあったが、最近はマーラーはシンフォニーではなく、歌曲のほうがぐっとくるのでまた収集しま
しょうかね。本日のMDはブールの『シュテファン王』序曲、クーベリックの『フィガロ』序曲、ベルグルンドのハイドン
『オックスフォード』でした。

明日はコンサートへ行く予定。



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| last modification: 03.Nov.2007 |
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