"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Diary; Tagebuch; Diario; Journal; 日記]


「そして、明日も又太陽は昇るでしょ う・・・」という歌曲の一節からとった
この項は小生が日 頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。


[richard w.]
[A.D. 2009 / Heisei 21 / Kôki 2669]

May / Mai / Maggio /

=> Last modification: [30.05.2009]


son.10.05.2009  日本にあわせて、こちらも、ささやかながら休暇をとりまして、ようやく家でオンライン。

 休暇中は勿論、音楽は無し。一応「***」をもっていったのだが、やはり、聞く気が起こらないし、更に、滞在地(ベルリン・ワルシャワ)で音楽を聴いたわけではないので、週末にかけて、重点的に音楽を聞くようにした。


<本日聞 いた音楽>
 Suitner指揮ベルリン・シュターツカペレ シューマン:交響曲第一番(初稿)+第三番 日Denon
Schumann: Symphony No. 1 & 3
(初 稿のはやや、珍妙にきこえるが、それでも、指揮者のSuitnerの真摯なアプローチには毎との事ながらうたれる。実は、本日先月買った彼の Pfitznerの『Palestrina』が余りにも面白くなかったのでー演奏ではなく、曲そのものがー再度彼の解釈を聞きたくなって久しぶりにCD ラックからとりだしたもの。
 で、結果は、やはりいつものSuitner節で爽快、スケールのでかい、そしていながらリリックなもの。こういった 爽やかなシューマンを聞くのは、音楽を聞く喜びを再度確認できるもので、セル、コンヴチュニー、ジンマンの同曲同様、同曲の違う演奏解釈の面白ささえも、 感じるのであった。
 こういった日にはこういう『春』が素直に良い。)

sat.16.05.2009  休暇から帰ってきてから、いや休暇中から体調ががたおちだったし、今回の休暇はそれほど楽しめなかったのだが、月曜日に職場へいって、仕事を開始したら、 かなりヤバイ状況だったので、そのままDusへ帰り、アポイントメントがある医者へ。花粉症による軽い風邪だったようで、水曜日まで、家で養生・往生して おりました。
 よって、音楽も殆ど聞く気力も機会も、購入する時間もなかった。

 木曜日に仕事開始し、仕事明けにCDを購入しに行く。因みに、「あれ」も予約中。


<今月分のCD>
Richard Wagner: Parsifal
@クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『パルジファル』 独Walhall 8.99E

Richard Wagner: Die Walküre
@カラヤン指揮ミラノ・スカラ座管 ヴァーグナー:『ヴァルキューレ』 独Walhall 6.99E

La Grande Sarabande
@トイチュ指揮ヴロツラフ・・・室内管 ヘンデル。。。 バロック?名曲集 仏Naive 3.99E


<本日聞 いた音楽>
 S
(初
sat.23.05.2009 仕事疲れで、土曜日は殆ど家で寝ていた。まぁ、なんというかもったいないというか。それでも、今週は殆ど音楽を聞く時間がなかったので、のんびりと音楽(と睡眠)を楽しんだ。



<本日聞 いた音楽>
 ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響 ヴァーグナー:『パルジファル』 独B.C.
Parsifal (Ga)
(昨日第三幕までたどり着いたのだが、第三幕は全幕殆ど記憶が無く、気がついていたら眼が覚めていたという、情けないものなので、本日改めて聞く。
 聖的なものよりも、この曲のもつ前衛的なものを忠実に再現したものであろうか?ブーレーズのバイロイトとベクトルは似ていないでもないが、ここでは更にドライに、激しく、そして徹頭徹尾叙情性を排した解釈。)

 ヘルヴィヒ指揮ドレースデン・フィル ハイドン:交響曲第102,103,104番
Londoner Sinfonien 93-104
(現代のハイドン解釈とはやや異にしているが、ビーチャムのような愛くるしさと、旧東独の無骨さが同居している、なかなかにして面白い演奏。)

 コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団 バッハ:管弦楽組曲 日徳馬
Bach - Made in Germany Vol. VIII (Orchesterwerke)
(小 生が初めてバッハを聞き始めた頃、購入した音源で、今でもその感動を呼び起こしてくれるオールド・スタイルによるバッハ解釈。リヒターは殆ど知らないのだ が、旧東独のそして、当時のバッハ解釈のものではあるし、古めかしい感もなくはないのだが、その圧倒的な、「強さ」というか、「存在感」は、古楽器全盛の 現代でも、その意義は決して無くなりは無いであろう。
 この説得力の大きさは、作曲家バッハの懐の大きさに通じるし、指揮者コッホのヘンデルやハイドン共々、一種のアットホーム的ななものさえも感じるのは、ただ後ろ向きに時代を見ているのではなく、偉大な演奏に対する敬意である。)

 Stromberg指揮ボーンマス響 グローフェ:『ミシシッピ組曲』他 Naxos
Orchesterwerke (Suiten)
(頭を殆ど使わずに「映画音楽」として楽しめる音楽だし、Naxosにしてはかなり良い演奏、録音である。勿論、他の同曲の演奏は知らないかっらそれまでなのだが。
  だが、それにしても、いかにバッハの後とはいえ、こういったイケイケどんどんの音楽で、殆ど「引っ込むところが」無いので、単調で飽きてくるし、最後の方 はかなり食傷気分であった。耳につっこまれる悪臭といったところで、単に1CD、約60分強だが、同じ一時間でも、ハイドンやヴァーグナーでは歓喜、感銘 を受けるのに、これは一体如何なことなのであろう?尤も、上記二人と比較するのはどだい無理があるのだが)

 クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『パルジファル』 1956年
Wagner: Parsifal [UK-Import]

sat.28.05.2009  木曜日、予約中であった、あのCDが入荷したとのことで、早速取りに行く。また、木曜日には、「来月分の」CDを予約したら、全て在庫があるとのころで、 金曜日に出荷確認メールがきて、本日午前に到着したのだが、あくまでも、「来月分」なので、あさってにここに記載しようと思う。例のあれとあれである。


<今月分のCD>
Dimitri Schostakowitsch: Symphonien Nr. 1-15
@キタエンコ指揮ケルン・ギュルツェニヒ管 ショスタコーヴィチ:交響曲全集 独Capriccio 27.99E

(以下のは餌箱で発見)
Ludwig van Beethoven: Fidelio op. 72
@ベーム指揮ヴィーン国立歌劇場管 ベートーヴェン:『フィデリオ』 独Walhall 2.99E

Carmen und Co. (Opera en miniature - Snappy And Up To Date)
@北ドイツ室内ゾリステン 『Carmen & Co.』 独MDG 1.99E




<本日聞 いた音楽>
 Suitner指揮シュターツカペレ・ベルリン ベートーヴェン:交響曲第五番 独EGR
Beethoven: Sym. 1, Sym. 7 [Re-Issu
(こ れは例のEGRシリーズのもので、今は無きPILZが、東独崩壊時にいくつかだしたもので、Suitner他、ケーゲル、ブロムシュテット、クライナー ト、コッホ、レーグナー、ロッチュなどがあった。60年代後半のステレオのものの、恐らく放送録音か、ライブ録音の珍しいものをだして、当時高校生だった 当方には、その値段の安さ=1000円と、東独のいわば「エキゾティック」な演奏家たちを楽しんだものだが、その殆どが、音質が悪いものの、爆演ぞろい だったので、以降の東独の指揮者にたいする傾倒が始まったのかもしれない。
 前振りはこのくらいで、このCD、Suitnerの第一回目のスタジオでの『運命』で、その圧倒感、爆演度は後年のDenonのデジタル録音をはるかに凌駕する。
 テンポのゆれ、ため、そしてホルンの強調、ティンパニーのここぞのアタックなど、当方の大好きな、クレンペラー指揮VPO、そしてカンテッリ指揮NBCとならび、ベストといいたい。
 どうでもいいことだが、当時はスコアがまだ出来ていなかったのか、後年の「ギュルケ版」ではなく、通常のもの。繰り返しもなし。
 カップリングはこれまた大名演の『ドン・ジョヴァンニ』序曲と、シューベルトの編曲のもの。

  これを聞いて、彼の『ドン・ジョヴァンニ』とか『フィデリオ』があったら、さぞ素晴らしかろうにと思った次第。Mozartのほうは、なぜかスタジオ録音 がないし、名曲であるこの曲をなぜ録音しなかったか、本当に残念。でも、Beethovenともども、放送局かオペラ座の保管庫に眠っているかもしれな い。


 ベーム指揮ヴィーン国立歌劇場管 ベートーヴェン:『フィデリオ』 独Walhall
Ludwig van Beethoven: Fidelio op. 72
(これは、件の戦後、1955年にオペラ座再開時での一連の一つで、「杮落とし」を飾ったもの。他には以下のものがある

@クナッパーツブッシュ 『薔薇の騎士』 BMG
@ベーム 『影のない女』 Orfeo
@ベーム 『ドン・ジョヴァンニ』 BMG
@ベーム 『ヴォツェック』 発売済み?
@クーベリック 『アイーダ』 Walhall
@ライナー 『マイスタージンガー』 Orfeo/Walhall

とまぁ、凄い面子の指揮者陣だし、歌手陣も錚々たるもの。

 ベームは確か自伝で、『フィデリオ』に対しかなり思い入れがあり、他にもいくつかあって、戦中の同ヴィーンライブ、ドイチェ・オペラの日本公演、ドレースデンのスタジオ、ミュンヒェンでのライブがあり、他にももしかしたら残っているかもしれない。
 『フィデリオ』は彼にとって『Cosi』、『Don Giovanni』、そして『影のない女』同様録音数がかなりある。
 最初に聞いたのは、戦中のもので、これも壮絶というか、時代・世相を反映しているかのような怒涛な演奏であり(オペラの内容は全く時代とマッチしないのだが・・・)、方向性は違うが、クレンペラー盤と同じく大好きなもの。
 ドレースデンのスタジオは長くCD化を期待して、楽しみに聞いたのだが、その緊張感の無さとルーチンワークで殆ど聞いていない。
 この、開幕記念のライブは流石に、機会が機会だけに、「荒れ狂い度」はなかなかだしーにやりー、歌手の素晴らしさ、そして、意外にも良い音で楽しませていただいた。


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