mon.02.mai |
暦の
上では、あくまでも『暦の上では」春。五月。さつき突入ですな。
日本ではゴールデン・ウィークらしいけれども、こちらは、5-1のメイディだけで、後は通常営業。
<本日購入したCD:今月分>

@シノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレースデン R.シュトラウス:バレエ『ヨゼフの伝説』 DG 6.99E
(1999年のRS記念の年での記念公演のもの。)

@フルトン指揮モンテ・カルロ フィル オーベール:『Porticiのおし女』(フランス語版) 仏EMI 9.99E

@スースートロ指揮モンテ・カルロ フィル オーベール:『フラ・ディアヴォロ』(フランス語版) 仏EMI 9.99E

@サンティーニ指揮ローマオペラ座管 ヴェルディ:『ドン・カルロ』(イタリア語四幕版) 独Membran 4.99E (原盤はEMI。
Santiniの第一回目の商業録音。)

@イッセルシュテット指揮NDR響 ヴァーグナー:『ヴァルキューレ』第一幕 独Andromeda 2.99E

@クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『さまよえるオランダ人』 独Walhall 3.99E
(Kna唯一の『オランダ人』)
 
[左はWalhall盤。右は”正規盤”のOrfeo]
@クリュイタンス指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『タンホイザー』(パリ版) 独Walhall 6.99EE
<本日聞いた音楽>
Santini指揮ローマ歌劇場 ヴェルディ:『ドン・カルロ』−第一幕
(これは、正規盤ではEMIとして出ているもの。彼の第一回目の録音、Monoでのもの。イタリア語版四幕版である。第二回目はDGへのもので、イタリア
語版五幕版で、Stereoである。キャストはいくつかは似ているものもあれば、異なっているのもある。この第一回目の方がまったり加減がなかなかで、イ
タリア情緒豊かにメロディーを歌わせている。正規盤のEMIの方は勿論知らないのだが、このドイツのMembranのリマスター24Bit96kHZもな
かなか悪くない。低音の拡がりが無いのはやはりオリジナルのEMIだからか?残念なのはやはり五幕版ではないことだが、これは怒ってもしょうがないもの。
録音はオケよりも歌手の方に重点を置いたとりかたなので、オケが盛り上がると所はやはりヒステリックになるのはいたしかたがない。ローマ歌劇場とミラノ・
スカラ座のオケのレヴェルはどっちもどっちで、それほど巧いわけではないが、嫌味なく「イタリアの」音楽を聴けるのはやはり問題ない。明日は残りの幕を聞
くとしましょうか。)
シノーポリ指揮S.D. R.シュトラウス:『ヨゼフの伝説』 DG

(これは、1914年にパリの伝説的な
デュアギレフバレエ団のために作曲された曲で、演出はフォーキンである。台本はケスラー伯爵とホーフマンスタールである。パリの初演ではシュトラウス自身
が指揮をとり、ドイツ初演でもベルリンのオペラ座で彼の棒のもと行われたようだ。今では、この曲それほど取り上げられないし、バレエとしても、オケの曲と
しても取り上げられない。ベルリンの国立歌劇場でもかつてレパートリーに入っていたようだし、実際聞こうと思ったのだが、直前になってキャンセルされてし
まって残念な思いをした。パントマイムで休み無く1時間ほどの曲。この曲は後年、例によって作曲家により交響的なんとか・・・に編曲されて、それはケンペ
の全集に入っている程度で、録音としても陽の目にあたらない。作曲された当時はなんとあの、『アルプス交響曲』が書かれた頃と時を同じで、その豪快でゴー
ジャスなオーケストレーションは流石の絶頂期のRSであると認識する。曲は当然彼の彼たる所以の、まさにマイスター的、な書法で、膨大な楽器編成、更には
そのカラフルな面がいやでもと強調されている。対するシノーポリも流石で、ラテン的明るさと、スコアを凝視するかのような拡がりがあり、更には明晰な分析
学的解釈は、この人の早世を惜しむには丁度ぴったりのものである。それでいながらも、彼の、そしてドレースデンのオケの雰囲気が少しも減滅していないとこ
ろが、やはり稀有なものだ。
正直に言って作品としてはそれほど大したものではないのが現実だが、RS、指揮者、オケの美観を楽しむには十二分といってよい。
尚、全曲として録音としては、あのHegerと、あの若杉がそれぞれ録音している。)
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sam.06.mai |
予約
していたCDを取りに行く。いや、買いに行く。
<本日購入したCD:今月分>
@ライナー指揮ヴィーン国立歌劇場 ヴァーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 独Walhall 8.99E
 
(オープニング記念の実況。右は正規盤のOrfeo盤。)
@ロッシ指揮ミラノRAI放送響 ロッシーニ:『ヴィルヘルム・テル』(イタリア語版全曲?) 独Andromeda 6.99E

<本日聞いた音楽>
クリュイタンス指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『タンホイザー』 独
Walhall
(こ
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son.14.mai |
なん
と、一週間以上ぶりの更新。なかなか、疲れるとこういった更新が億劫になってしまって、よろしくない。気合だ気合!
最近はまたまた、というか久しぶりにRSにはまる。
昨日は、夜にインド料理で、久しぶりに日本語で6時間近く喋り捲り、飲みまくり。母国語だとあんなに長く話しまくっても全く疲れないのだが、ドイツ語だ
と聞くだけ、一時間だけ喋るだけで、へろへろになる。やっぱり、脳と全身を使いますので・・・・。酷使気味。
最近ようやく、殆ど毎日地下鉄の中で読んでいた以下の本を読破。
Hans Mayer著 Wagner rororo

かなり古い本にも関わらず、有意義な箇所をピンポイントで説明してくれて、なかなか良い一冊。
<本日聞いた音楽>
バルビローリ指揮ハレ管 Barbirolli at the
Opera 英Dutton

(最近のRS傾倒へ導かせたバルビローリの濃い演奏。クラウス編の『ダナーエの愛』交響的断章と『薔薇の騎士』組曲が収められている。残念ながら、前半は
リマスター加減がおかしく、CEDAR2をつかっているのだが、機械的な音楽しか残らない。音場というか、臨場感がエコーモードで、悪いリマスターリング
の良いサンプルだ。しかし、尻上がりにリマスター自体はよくなってくるので大丈夫。他の序曲、『魔弾の射手』とか、『ローエングリン』でのバルビローリな
らではの粘着質というか、濃さは十二分に楽しめるし、音楽の開放的な楽しさを自然に味わえるのはやはり、彼ならでは。この人の演奏にはどのものでも、愛を
感じる。)
リッケンバッハー指揮バンベルク響、バイエルン放送響、ベルリン放送響、
ミュンヒェン室内管 『知られざるR.シュトラウス』 墺KOCH
 

(初期のものから、後期のものまで、集めたもの。初期のタイトル無しの交響曲二つはシューマンやら深刻で根暗なメンデルスゾーンを連想させる。交響的断章
のほうは、まさにオペラの名場面集をシンフォニックに、管弦楽的にがっちり纏めたもので、これまたオペラへ誘う。聞きたいと思うなぁ、なにせ最近彼のオペ
ラ自体殆ど聞いていないからなぁ。残りは、J.シュトラウスならぬ、『ヴァルツ王』というもので、意外と彼は様々な機会に、また各曲の中に、ヴァルツモー
ドをふんだんにちりばめたので、クオリティーの高いヴァルツが楽しめる。流石、『薔薇の騎士』の作曲家だけある。)
セル指揮LSO他 カーゾン ブラームス:ピアノ協奏曲第一番 英
Decca
(
ライナー指揮CSO他 ギレリス ブラームス:ピアノ協奏曲第二番 日
RCA
(
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don.18.mai |
寒
い。ビール飲む気持ちも失せる?が、飲んでる。しかも、雨模様だし、きつい蒸し寒さ?
<本日聞いた音楽>
Suitner指揮シュターツカペレ・ベルリーン シューマン:交響曲第二
番、第四番 日Denon

(第二番を思いっきりはまってさせてしまう演奏。でも、現在の状態から聞くと、我がDenonのPCMデジタルはやや、不自然さが目立って、もわもわとし
たものを掴んでいるようなものだ。尚、この録音は海外では販売されていないようだ。残念なものだ。) |
fre.19.mai |
一気に
秋に突入したかのような天候。寒すぎる。天候不順だと健康に宜しくないのでなぁ。今日は急に授業が休講。仕事もないので、家で片付け、掃除などをする。明
日は洗濯なのだが、こう天候が悪いと、洗濯物が乾かない。なんて書くと主婦みたいだが、実際そうだし。
今日はそういうわけで、家でネットをしている時間が多かった。気に入ったサイトを紹介すると、窓の杜、Vectorのと似ているのだが、もっとクオリ
ティーが高いソフトを紹介している、必要最低限度の情報があってよし。ここ。
そこからのリンクで、ブラウザソフト(残念ながらIEコンポーネント)もの。我がSleipnirと似ているが、もっとデザインが良い。Avant Browserというもの。後
は、セキュリティーソフトをまたDLして試してみるがなかなかに高水準のものだ。Avira。
使い勝手もよく、早速、10このトロイを発見してくれました。
<本日聞いた音楽>
ベーム指揮シュターツカペレ・ドレースデン ブルックナー:交響曲第四番
(ハース版) 日新星堂
 
[参考までに他のレーベルのジャケットを]
(新星堂の特別企画のセットの中の一つで、ベームの最初の同曲録音。ハース版は当時の最新版のもので、また、SPの収録時間の制限の中での悪戦苦闘ぶりが
伝わる貴重な記録といったところ。当時の様々な悪条件の中だからしょうがないのだが、それでも、後年のステレオによるVPOとの「名盤」よりももっと素直
に聞ける、或る意味現代的な解釈。新星堂の「何もしない」復刻も好感が持てる。第四楽章でが曲・演奏共に最高潮だが、不意打ちのポルタメントが聞けるのは
やはり時代であろうか。) |
dib.25.mai |
た寒い
ですなぁ。今日はキリスト昇天日、ということでここプロテスタントのベルリンでも祝日でして、ようするに祭日でした。友人たちと食事+のみの予定だったの
だが、忙しいようでー自分自身もそうなのだがー結局会うことは無理でした。
最近はまっているのはやはり、シューマンの交響曲。特に第二番と第三番。いずれにせよ、よくいうようにごちゃごちゃしたオーケストレーションを私は意外
と楽しんでいるのだが、やはりシューマンはー交響曲しか知らないもののーもろロマン派の作曲家だ。
最近ではコンヴィチュニー及びスィートナーの全集で楽しんだ。昨日は、ヘーガーの超弩級の『ライン』(バンベルク響)と緊張感ありまくりのクライナート
のも『ライン』(ベルリン放送響)ので楽しんだ。
 

<本日聞いた音楽>
シューヒター指揮NDR響 ヴァーグナー:『彷徨えるオランダ人』 独
Walhall
(目覚しく、明るいようなドライなような演奏で、最初は余り感が篭っていないような趣をかんじたのだが、第二幕以降俄然熱を帯びてきて、「劇場型」ヴァー
グナーの楽しみを感じた。オランダ人のホッターを筆頭に、ゼンタ役のWerth、ダーラントのベーメ、エーリックのアルデンホーフも優れている。)
シューヒター指揮ベルリン響 ビゼー:『カルメン』ドイツ語版抜粋 独
EMI

(たまたま、同じ指揮者が続く。フランス的な「叙情」は殆どないに等しいし、愉悦さや艶気のようなものもないのだが、或る意味、其れゆえか純音楽的に聴け
るビゼー。)
クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『パルジファ
ル』ー第二・第三幕 1952年 独Archipel
(天下無敵のKnaのパルジファル。更に、天下無敵の1952年の録音。多くのヴァグネリアンがこの1952年版を推すのも無理はない。
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