"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Diary; Tagebuch; Diario; Journal; 日記]


「そして、明日も又太陽は昇るでしょ う・・・」という歌曲の一節からとった
この項は小生が日 頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。


[richard w.]
[A.D. 2009 / Heisei 21 / Kôki 2669]

March

=> Last modification: [07.03.2009]


sun.01.03.2009   さぁ、三月。二月は、普段より日にちが少ないだけあって、なんというか「樂」な感じがしたが、三月は普段どおりに、「働かされる」。まぁ、それほど苦痛、 ストレスはたまらないので(まぁ、それなりに、あるし、責任もあるのだが)、人生も仕事も楽しみましょう。勿論、音楽も、お酒も、そして女性も!

 先月の’おきに’はヨッフムの『第九』(Philips)、シャイーのブルックナー(Decca)、カイルベルトの『オランダ人』か。残念ながら、オペラもWagnerも聴ける時間が少ないのが事実。


<本日聞 いた音楽>
 ラインスドルフ指揮VPO モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』 Decca
Don Giovanni (Ga)
 1955 年には、Mozartの記念日で、VPOとともに、三者三様の指揮者がオペラをDeccaに録音した。有名なのはやはり大クライバーの『フィガロ』で、そ の後、クリップスの『ドン・ジョヴァンニ』、後年のBPOの録音のせいか、わりをくっているベームの『魔笛』。その前には、ベームの『コジ』もあった。
 Decca はなぜ、近接年に、似たような面子とオケで同曲を再録音したのかはわかりかねる。ラインスドルフはこの時代には、アメリカキャピトルの専属?だったはず で、何かのバーターなのであろうか?同じ時代にVPOと『フィガロ』(これも割を食っている)と最高の『ナクソス島のアリアドネ』があるが、上記『ドン・ ジョヴァンニ』に同様1996年に発売されてこのかた、直ぐに廃盤になったという憂き目があるし、Deccaの戦略であろうか、恐らく当分再発売はされな いであろう。
 ところが、である。この『ドン・ジョヴァンニ』は素晴らしい。いや、もしかしたら最高のものかもしれない。少なくとも私の感覚、そして勿論私が今までに聞いた中である。

 まず、一番素晴らしいのが、往年のMozart面子とは少々違った、アメリカンな面子がVPOとそして、アメリカに帰化した?ラインスドルフの「アメリカ・アンサンブル」である。
  タイトル・トールのシエピは、このロールの当たり役で、言わずもがなの名演技。F.ディースカウのそれが、頭で鍛えられた名ナンパ師であるのに対し、シエ ピ(シエーピ?)のは、感情の赴くまま、もう、ノンストップのテクニシャンである。頭で考えていない(悪い意味ではない、FDとの比較)ので、右脳にぐら ぐらくるのであろう、聞いていて嫌味がない。
 ドンナ・アンナは御存知、ニルソン。ベームのチェコ盤でも歌っていたが、ここでは彼女特有の金属的なもの声質よりも、温かみと融合されていて、一人の女を歌っている感じ。勿論、この役はブリュンヒルデとも、イゾルデとも、ジークリンデとも違うのだが。
 プライスのエルヴィーラは気品がある貴婦人といったもので、「ストーカー」風情ではない。他のValletti、Corena、そしてZerlina役のRatti、Blankenburg、van Millそれぞれ、素晴らしい。

  そして何よりも驚かされるのが、ラインスドルフの指揮!あの横にながして、けだるい、なぁなぁなVPOをここまでに、ドライで、びっしりコントロールして いるのも驚かされるし、Deccaの音のせいではないであろう、アンサンブルの妙技、そして楽器の分離はやはり、指揮者の指示であるはず。こんなにクリ アーに音楽、そしてMozart、そしてあの!ドン・ジョヴァンニが聞ける、しかもVPOと、のはひとえに、音のいじり、ではなく、指揮者の適格さ、有能 さである。
 この曲がこんなにシンフォニックで、魅力的だったとは!そして、一種のベートーヴェン的、デモーニッシュ的だったとは!ベートーヴェンは、この曲を「ふしだら」、「Cosi」を「無節操」とかなんとか評したはずだが、これ曲、この演奏は確かに将来志向の音楽である。
 ラインスドルフもやる気満々で、変化自在。流したかと思うと、フィナーレではかなり鳴らす。そして、特に、第一幕のフィナーレの捌きの巧さ!まさに、ラインスドルフは名匠であった。

 因みに、私の大好きな『ドン・ジョヴァンニ』はこのラインスドルフ盤を筆頭に、L.ルートヴィヒのNDR、フリッチャイがベストスリーか。その他には、音質しょぼいながらも、ベーム+VPOのロンドン公演、そしてロスバウト盤か。
 欲しいのはやはり、クレンペラー二つ、ロスバウトのもうひとつ、そしてアーノンクールのものである。


 イッセルシュテット指揮NDR ヴァーグナー:『ヴァルキューレ』第一幕
Wagner: Die Walkure Act 1 [UK-Import]
  ニルソン続きで、もう一つ。彼女の未発表の放送録音だったようで、彼女の没後突如発売されたもの。ここでも、ブリュンヒルデ風金属声ではなく、ちゃんとお しとやかなジークリンデをう歌っている。驚くべきことはドイツ語の明晰さ。生粋のドイツ人だって、こんなにクリアーなドイツ語を、そして分かりやすい、聞 きやすいドイツ語は話せないし、ましてや歌えない。それにしても、バイロイト、Wagnerを一風を風靡した、ニルソン、メーデル、そしてヴァルナイもも はやこの世には居ない。感慨深い。
 ニルソンのお相手てであるジークムントにはスヴァンホルム。彼も名Wagner歌手だし、少々苦しいところもあるが、やはり彼も素晴らしい。
 そして、悪役フンディングにはグラインドル。バイロイトでも同名役を歌っているし、流石に板についたうたいぶり。
 そして、指揮のイッセルシュテットはWagner指揮者では決してないがーバイロイトにも出演していないし、オペラも『トリスタン』しかないー、スケールの大きさは無いが、なかなかに丁寧な演奏を心がけているようで、好感がもてた。
 もっとも、この曲には、クレンペラー、クナッパーツブッシュという巨大な演奏があるが、それと比しては酷というものか?
 音質も、1953年という年代を考慮すると、驚異的なもの。ステレオブレゼンスもあるし、奥行きもあり、非常に聴きやすかった。

 ベルグルンド指揮王立デンマーク管 ニールセン:交響曲第五番、第六番 RCA
Sinfonien 1-6 [UK-Import]
 ニールセンの有名曲はなんといっても、第四番の『不滅』。ただ、傑作は第五番のほうで、なんとも不可思議かつ、そして独自の語法な交響曲である。
 ニールセンは、シベリウス同様、北欧という枠に限らず、古今東西の偉大なシンフォニストで、言葉が間違っているかもしれないが、デンマークのドビュッシーみたいなところがある。
  オーケストラの妙味を味会うことが出来るのはやはり、マーラー、R.シュトラウスを筆頭に、ドビュッシー、ラヴェル、そして、ヒンデミット、ブゾーニと いったところであろうが、ニールセンも彼らに負けずに、彼独自の言葉で音楽を語っているのが偉とするところだし、それでいながあも、風情というものを決し て忘れていない。
 第五番も、相変わらず、複雑・困難だが、ここらへんまでは私は大丈夫。複雑以上に、聞いていて面白いのである。
 第六 番は、恐らく初めて真剣に聞いたであろうが、ここはもう、ニールセン先生、やりたい放題。予想がつかない展開、どうしてそうなるかな、と問いたいほどのメ ロディー。或る時は、ストラヴィンスキー、ヒンデミット、ショスタコーヴィッチ、そして或る時は彼の先輩である、北欧のシンフォニストのようであり、面白 さという点、そして不可解さでは第五番以上。
 でも、これは指揮するのも、聞くのも大変だな。

tue.03.03.2009 今月のCD。それにしても、休日以外は時間が無いのに、よくオペラのCDを買ったものだ。
今回最大のひろいものは、なんといっても以前見つからなかったロッチュによるバッハのカンタータ!しかも安くなって購入。



<今月分のCD>
Requiem (Ga)Verdi: Messa Da Requiem
@ジュリーニ指揮BPO ヴェルディ:『ミサ・ダ・レクイエム』 DG 8.99E

Bach: Geistliche Kantaten
@ロッチュ指揮GOL他 バッハ:カンタータ集 独BerlinClassics 19.99E

Richard Wagner: Die Meistersinger von Nürnberg
@アーベントロート指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『マイスタージンガー』 独MYTO 8.99E

Wagner: Die Meistersinger Von [UK-Import]
@コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ベルリン ヴァーグナー:『マイスタージンガー』 独MYTO 6.99E

Messen
@ヨッフム、クーベリック他指揮バイエルン放送響 ハイドン:ミサ曲 独DG 6.99E

Mahler: Symphonies 7 & 9/Das L [UK-Import]
@ロスバウト指揮バーデン・バーデン放送響他 マーラー:交響曲第七番、第九番、『大地の歌』 独Andromeda 6.99E

Strauss: Der Rosenkavalier [UK-Import]
@ロジンスキ指揮トリーノRAI放送管 R.シュトラウス:『薔薇の騎士』 独Myto 8.99E

Giuseppe Verdi: Ernani
@プレヴィターリ指揮ローマRAI放送管 ヴェルディ:『エルナーニ』 独Myto 4.99E

Verdi: Simon Boccanegra [UK-Import]
@アルトマン指揮バイエルン放送響 ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』ドイツ語版 独Walhall 4.99E

Rossini: Guglielmo Tell [UK-Import]
@ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響 ロッシーニ:『ヴィリアム・テル』ドイツ語版短縮版 独Walhall 4.99E

Auber: the Bronze Horse [UK-Import]
@K.リヒター指揮ヴィーン放送管 オーベール:『青銅の・・・』ドイツ語版 独Walhall 4.99E

Aime Maillart: Les Dragons de Villars (in dt. Spr.)
@シュレーダー指揮ヘッセン放送響 Maillart:『Les Dragons de Villars』ドイツ語版 独Walhall 4.99E



<本日聞 いた音楽>
 ジュリーニ指揮BPO ヴェルディ:『レクイエム』 独DG
fri.06.03.2009 週末!仕事が終わった後、先日予約をしておいたオペラのDVDを「とりに」。



<今月分のCD>
Giuseppe Verdi - Don Carlos / Alagna, Hampson, Mattila, van Dam, Meier - Antonio Pappano, Luc Bondy, Th鰾tre du Ch穰elet
@パッパーノ指揮パリ管 ヴェルディ:『ドン・カルロ』 フランス語版5幕版 DVD Warner 9.99E

Giuseppe Verdi: Don Carlos
@ハイティンク指揮コヴェントガーデン ヴェルディ:『ドン・カルロ』 イタリア語版5幕版 DVD Warner 9.99E
sat.07.03.2009 週末である。オペラの時間でもある。よって、頭がまだ冴えない時より、「激しい」音楽をきくことにした。

 昨日聞いた、ロスバウトのマーラー第七番は最高!こりゃ、何時か真剣に取り上げないと。この「変曲」を始めてわかったような気がした。流石だロスバウト!



<本日聞 いた音楽>
 ベーム指揮バイロイト祝祭管 ヴァーグナー:『トリスタンとイゾルデ』−第二幕、第三幕 独DG
The Originals - Wagner (Tristan und Isolde)
 (第一幕は先週末に聞いたので、その残りを。感想は何時もの如くで、素晴らしいこと限りなし)


 ハイティンク指揮コヴェントガーデン ヴェルディ:『ドン・カルロ』 DVD Warner
Giuseppe Verdi: Don Carlos
 (小生、DVDは見ない。音オンリーだけである。また、DVDを映像としてじっくり鑑賞する時間も今はない。音は、あのドルビー・デジタルと言う奴が嫌いで、CDと比してそれほど感激しないのであるが、まぁ、そこはそこ。コレクターの悪い癖。
 これ、第二幕の中途まで、DVDPlayerで聞いていたのだが、途中から=大広間の場=、先に進まなくなってしまったので、しょうがなく、Notebookで聞く。音は期待していないし、映像も見る気がないので、最後以外はベットで横になって聞いていた。
 映像としては、演出のヴィスコンティが素晴らしいとかで、確かに最後の場面もなかなかヴィスコンティしているが、いかせん映像が古い=1985年ライブ=なので、やや古めかしい。
 歌手はコトルバスをメインにして、各種優秀。Haitinkの棒もなかなか冴えていた。)


 ケンペ指揮RPO+BPO 『シェヘラザード』、『幻想交響曲』、『新世界より』 EMI
Rudolf Kempe Master ConductorSymphonie Fantastique/Carnaval
Scheherazade/Schwanda/ScherzoSinfonie 1/Sinfonie 9
 (なんか、お子様セットと言う感じの二枚組みCDだし、あのTestamentが全て出してしまった以上、それほど意味のあるセットではないのだが、演奏自体は丁寧で、堂に入っている。それにしても絵になる指揮者だ)


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