"Und morgen wird die Sonne wieder scheinen..."

[Diary; Tagebuch; Diario; Journal; 日記]


「そして、明日も又太陽は昇るでしょ う・・・」という歌曲の一節からとった
この項は小生が日 頃何を聴き、何を考えているかを記す場所です。


[richard w.]
[A.D. 2009 / Heisei 21 / Kôki 2669]

January

=> Last modification: [01.02.2009]


sat.17.01.2009  色々とようやく家で先週からネットが’提供’’される ようになったのでーなんと約二ヶ月ぶり!−各種メールの返信、システムの更新、Disの改訂・更新、そして、ようやく日記の更新をおこなえるようにあっ た。

ネットが使えなかった時間の音楽之感想は以下に少々。


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2008.12/28、
  眼が覚めてより、昨日の残り=ボーナストラックのクラウス指揮の第一回目の『ラ・ボエーム』を聞く。戦中の録音の割には、かなりよくとられているし、オケのバランスだってかなりよい。 抜粋だが、以前はそれほど感心しなくて、日本に送り返したものだが、再度じっくりときいてみたいと思う。
  それにしても、バイエルン国立歌劇場のレヴェルは戦中・戦後直ぐまでが最高期で、どうにもこうにも、70年代、80年代のはラフなのが多すぎる。

 後述『トリスタン』第一幕を聞いた後、プールへ行き、一泳ぎ。一キロほど泳いだが、本日は人が多すぎて辟易。それにしても、スポーツ後の疲れは、仕事後の疲れと違って非常に気持ちが良いものだ。

Boulez-Edition: Debussy (Orchesterwerke)
 その後は、昨日のストラヴィンスキーで「一発やられた」ブーレーズのDebussy。(Sony Classical) 明解というか、摩訶不思議というか、論理的というか、まさに計算式のように進むが、解釈がデジタルしておらず、さりとて、フランスざますしていないのも流石である。 分かりやすくかつ、永遠の一枚かもしれない。
 クレンペラー御大の最晩年時代のニュー・POもまったくもって素晴らしい。 録音技術、そしてリマスターも最高で、巷間このディスクが褒められているのも全く納得できるもの。 「ゆりかごから墓場まで」ではなく、「初心者からその筋のひとまで」の演奏である。 残念ながら彼のRavelは新旧とも聴いたことが無いので、是非聞いて見たいものだ。 マイナーな作品である、「クラリネットの為のラプソディー」の面白さもかなり楽しめました。

   お次は泣く子も黙るライナーの『トリスタン』。戦前のLondonでの録音ではなくて、戦後のMET(彼は当時ここの音楽監督だったか、責任者であった) のもので、ファースト・リリースとなっている。 正直言って、METの録音は40年代は勿論、50年代のものも聞くに堪えないものが多いのだが、ここではホワイト・ノイズがあったり、レンジが狭いもの の、それなり(私にとっては)に聞ける。 噂では「愛する二人を容赦なくばったばった片付ける」彼の戦前録音だそうだが、ここでは、至って普通の演奏。でも、聞きながら、眼で指揮し、それも、目つ きが悪く、相手を高飛車な態度でにらみつける、そして最小限の肩の動きで、この最高の愛の傑作を指揮する、あのライナーの指揮姿を想像してしまった。  第一幕の前奏曲はそうでもないのだが、全体に渡りかなり音が悪い。流石とでもいおうか、50年代のMETの録音である。特に、第三幕では最初からパチパ チではないノイズ、シャリシャリのようなものがあって、かなり聞きづらい。
 歌手ではやはり、イゾルデ役のトラウベルを筆頭に、トリスタンのヴィナイがいける。数年後の同オケとのライブのケンペのとも比較すると面白いかも。あそこでは素直に、熱い演奏が聴ける。
 尚、当時のMETの慣習なのであろう、ケンペ盤ともども、第二幕と第三幕が各15分ほどのカットがある。もっとも、これは、ドイツでも行われていたので、当時の世界的なものなのかもしれないが。
 演奏自体、盤自体の価値はそれほどのものではないし、いかんせん音が悪いので、ことさら取り上げたり、注視する必然性はないが、やはりライナーのものは聞きたい。



 12/30
  本日で、今年の仕事納め。もっとも新規の職場は12月より始めたばかりなので、それほど感銘は沸かないのだが、やはり休み、というか少し長い週末はありがたい。

   食事をし、途中からみたCSI:Miamiをストーリーがわからないまま最後までみて、そのままDr.Houseを無音声で見ながら、高名な、だが私は一 度も感動したことのない、御存知フルトヴェングラーのバイロイト版第九をEMIの「世紀の偉大な演奏」シリーズで聴いてみる。日本でも同じ演奏を東芝の擬 似ステレオ版でもっていて、それも殆ど感動しなかったし、このモノーラル版でのリマスターされたものを聞いても、以前同様今回も第一楽章から殆ど感動しな い。
 お次はアーノンクールによるバッハの傑作、『音楽の捧げ物』。彼のヴィオラが聴ける。

 12/31
 泣いても笑っても2008年は今日、数時間でおしまい。よって、出来る限り『第九』をきいてみる。  最初にとりあげたのは、アーベントロート盤(Berlin Classics)だが、これはつい最近きいた模様(!)なので、他のをチョイス。
World of Symph.Vol.6:Sinf.9
ブ ロムシュテットのライブ盤(LaserLight)をとりあげる。これは、‘マニアの間では’有名なものだが、‘マニアの間で有名になる’前から大好きで あったもの。特に、白熱した演奏と、激烈なティンパニー・アタックが大好きで、スタジオ盤のもっさりとしたものとは正逆のものだ。
 ブロム シュテット特有の音を凝縮して、結晶化するやりかたで、ことにライブ盤や祝祭的なムードが否が応でも盛り上がるこの曲ではベストマッチ。彼の演奏は、どの オケでもそうだし、ライブで聴いた、ブラームス2+4、『英雄』なども、まさに彼の個性そのもの。この盤ではVPOと同様、普段は押っ取りしているドレー スデンのオケが、まるで北欧のオケや、NDR他の放送オケのように、ドライそのものになりきっている。トスカニーニ、ギーレン、ガーディナー[の]オケの ようか。

  楽章では矢張り第四楽章が白眉で、まさにー良い意味でのーお祭りモード。録音も合唱も良いのだが、唯一残念なのは独唱がしょぼいこと。せっかくの記念の演奏会(ゼンパー・オパー再開記念)なんだから、もっとレヴェルの高い歌手を投入すればよかったのに。

 散歩兼、買い物でもしようと思ったのだが、行きたいところは既にしまっていたので、軽い食事をして、帰宅。その後、『第九』第二弾。
  ベーム指揮ヴィーン響によるもので、彼の恐らく2番目の録音。一番目のSPドレースデン盤、海賊盤での同VSO、デジタルでの最後のVPOのものもある が、全てそれほど面白いわけではない。しかし、50年代のモノーラルのPhilips(彼にしては珍しい録音)のスタジオ録音は彼の壮年時代のもので、第 一楽章から当時の彼らしい緊張感のある仕上がり。思い切って祝祭的なものに仕立てるよりも、ドイツのシンフォニーと言う解釈にしているのは、派手さを禁じ る彼のやり方、それでも、演奏がよければこの上なく良いのである。
 二枚目のカップリングは『合唱幻想曲』とR.シュトラウスの『死と変容』。両曲ともかなりの凄演。

Sinfonie No. 9
  第三番目の『第九』はフリッチャイ唯一の、そして、F.-ディースカウ唯一の『第九』。カップリングはシンフォニーの前に、『エグモント』序曲。上記の ベームのがありふれた言い方で言うと、ドイツ的、いやオケも指揮者もオーストリアだから、そういうべきかーだが、フリッチャイのそれは、そういう表面的な 表現があてはまらない。そうではなく、チープな表現を跳ね返すほどの、深さ、詩情、文学性、そして哲学があり、フリッチャイだけがなしうる芸術、というこ とになる。より深く、より広く、そしてより高みへ。正直言って普段ならつまらない、第三楽章がこれほどまでに、温かみをもち、詩的で、それいて分かりやす い解釈はそうそうなかったし、この演奏を聴いて初めて分かったともいえる。第四楽章も急かすことなく、確実に駒を進めるのは大人の芸術。完成された芸術で ある。

 ‘休憩’に、晩飯へ行き、その後大クライバーによる、ベートーヴェン。3CDセットで、最初は、『英雄』と『運命』。驚くべき は、『英雄』の第一楽章で、反復を行っていることである。50年代の他の大指揮者で反復をしているのは数少ないものであろうし、確認できないが、現在なら まだしも、当時これは大変珍しいものであると思う。また、彼が涙した、第二楽章の曹操行進曲は、英雄の綺麗な死に顔が見えるかのような、大変「美しい」も のだ。残念ながら、カップリングの『運命』はピッチがおかしいため、また擬似ステレオ化したようで、オリジナルのモノーラル録音とは比較ならないほど変で ある。
 お次は、『田園』と第七番。第六番はLPOなので、ACOやVPOと比してややオケ自体の魅力はないが、クライバーはいつでも、彼のスタイルで通す。それなりに。お次の『第七番』は普通か。


2009/1/1
Sinfonie 8
   明けて2009年の新年。初回一発目は、マーラーの『一千人の交響曲』。演奏は、昨年!(2008年)に購入したケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響に よるもの。このコンビで同曲をライブで聴いたことがあり、大変感動したので、スタジオ録音ながら購入したもの。録音時期もライブと近い。
 ナガノ の良い点は、どの曲に対するアプローチも非常に丁寧でかつ、真面目であること。それでいながらエンターテイメント性(特にこの巨大な作品では!)を決して 忘れない点で、この長丁場の、そして音楽史上もっとも、巨大な作品の一つであるこの曲を非常に聴きやすく=分かりやすく解釈しているものである。そしてや やもすると、五月蝿いだけのこの曲を極めて美しく、柔和に演奏しているものが、一番気に入った点である。解釈の素晴らしさはこの曲のベストといっても差し 支えない、ショルティの剛毅さを、優しさに変換したもので、あそこでは押し出しの強さ(あくの強さ?)がここでは、透明な甘美となり、合唱の巧さと録音の クリアーさと相俟って、新時代の名演とでも言える。
 このCDは私にとっては、上記ショルティ、インバルと並んで座右に置きたいものである。

Wassermusik/Feuerwerksmusik
 お次は、自分にとって毎年恒例、新年には欠かさず聞くことにしている、ヘンデルの『王宮の花火』と『水上の音楽』。全うなところでガーディナーのPhilips盤を(他にも録音しているらしい?)。  昨日の残りで=タイムアウトであったために、E.クライバーの第九を聞く。

 珍しくストコフスキーのCD。Inspirationというもので、彼の編曲もの=合唱+オケの集大成。カップリングはこてこての大編成でストコフスキー編曲によるヘンデルの『水上の音楽』



 01/02
 昨日の残りのストコフスキー版『水上の音楽』。最後には、チャカ?とか大砲とか、本物の花火の音が‘合成録音‘されている。流石ストコである。

Verdi: Macbeth (italienische Gesamtaufnahme)
 若き血が騒ぐシッパーズによるヴェルディ:『マクベス』(珍しくDecca録音、唯一か?)。

  クーベリック第二回目のシューマン:交響曲全集(Sonyのものだが、古いCDのためにかなり録音は悪い。恐らくデジタル直前のステレオ録音だが、かなり もっさりとして、EMIとは違うしょぼい録音。Sony得意のデジタルリマスターはマストですな。50年代後期のセルの全集はこれよりもびっくりする程優 秀。たのみますよ天下の日本企業Sonyさん。あ、クラシック部門はそれほど力いれていなかったでしたっけ)。




<今月分のCD>
Sinfonien 1-10 (Ga)
@シャイー指揮ACO、ベルリン放送響 マーラー:交響曲全集  Decca 52.99E

Die Sturm und Drang Sinfonien
@ピノック指揮イングリッシュ・コンソート ハイドン:『疾風怒 濤期』の交響曲 Archiv 26.99E

Orchesterwerke
@ブロムシュテット指揮SF交響楽団+ゲヴァントハウス ヒンデ ミット:交響曲、管弦楽曲集 Decca 14.99E

Complete 1950 Concert Recordings
@ケンプ1950年代の協奏曲集 DG 10.99E
(餌箱でひろったもの。)
殆こまおけのとても日(16.01.)購入したもので。先ずは最初にマーラー、といきたいところだったが、ひねくれて、そしてひねくれた音楽のヒンデミットから。


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